「だるまちゃん」シリーズ、『からすのパンやさん』をはじめ、『どろぼうがっこう』、『おたまじゃくしの101ちゃん』など、楽しさの中に学びや創造、斬新さが秘められ、大人をも夢中にさせる絵本を数多く世に生み出してきた、絵本作家かこさとし(加古里子)は、2018年に92歳でこの世を去るまで600冊を超える作品を残し、その名作の数々は今なお世代を超え読み継がれています。
本展では、かこが若き日に描いた油彩画や、創作の原点にもなった戦後のボランティア運動の一種である「セツルメント活動」時代の紙芝居、これまで世に出ることがなかった絵本の原画などとともに、初期から晩年までの代表作をはじめ、貴重な作品や資料が一堂に集結。絵本作家としてだけでなく、「かこさとし」という一人の人間が絵本を通して未来に残し、伝えたかった想いを、その生涯と作品世界から紐解きます。
会期 |
2022/7/16(土)~2022/9/4(日) |
会場 |
Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷・東急百貨店本店横) |
開館時間 |
10:00~18:00 金・土曜日は21:00まで(最終入館は各閉館時間の30分前まで) |
休館日 |
2022/7/26(火) |
- ※状況により、会期、開館時間、入場方法等が変更となる場合がございます。
- ※会期中のすべての土日祝および8/29(月)~9/4(日)は一部オンラインによる入場日時予約が必要です。
詳細は決定次第
Bunkamura ザ・ミュージアムHPにてお知らせします。
富士山を望む自宅の庭にて。2016年10月撮影。
かこさとし
加古里子
1926年現在の福井県越前市に生まれる。東京大学工学部応用化学科卒業。工学博士。技術士(化学)。児童文化の研究者でもある。
出版を中心に幅広く活躍。作品は『からすのパンやさん』を代表する「かこさとしおはなしのほん」シリーズ、『うつくしい絵』、「だるまちゃん」シリーズ、『とこちゃんはどこ』、「かこさとしからだの本」シリーズ、『伝承遊び考』など600点余。2008年菊池寛賞受賞、 2009年日本化学会より特別功労賞を受賞。2018年5月、92歳で逝去。