11月大阪開催『はるかそよかの音楽に恋してmeets 平野綾』
平野綾がクラシックコンサートで大好きなジブリ曲メドレーに初挑戦!
「クラシック音楽に馴染みのない人にも気軽に足を運んでもらえるコンサートを!」と企画され、今年2月に開催された新しいカタチのクラシックコンサート『はるかそよかの音楽に恋して』。大阪府出身で東京芸術大学卒の姉妹クラシック音楽家、林はるか(チェロ)とそよか(ピアノ/編曲)が、様々なプログラムで音楽の楽しさをお届けするコンサートで、第一弾ではゲストに元宝塚歌劇団トップスター龍真咲を迎えて好評を博した。
今回、11月に大阪で第二弾の開催が決定し、女優、声優、歌手としてマルチな活躍をみせる平野綾がスペシャル・ヴォーカルゲストとして登場する。
そんな平野が、8月某日、大阪・北区のカンテレ本社で会見を開き、今回の出演をとても楽しみにしている思いを語ってくれた。
会見の司会は、コンサートにもMCとして観客目線で盛り上げながら進行する関純子カンテレアナウンサーが担当。
大人っぽい赤のドレスで入場した平野。1回目を配信で見て「クラシックのコンサートで、こんなにおもしろいのは初めて!」と驚き、自ら出演を希望したと話す。「これを皆さんに知っていただけたら、クラシックにもっと興味を持っていただけたり、コンサートに足を運んでくださる方も増えるんじゃないかなと。クラシックのコンサートという概念を覆された、自分としては衝撃的なコンサートでした。お声がけいただいて、少しでも早くお2人の中で歌わせていただけたらうれしいとお返事しました」とニッコリ。
その後、はるかと同い年だと知ったという平野は「ビックリしました。コンサートの印象では、演奏中のお2人がものすごく大人っぽくて、私は勝手に年上だと思っていたのに、まさかの同世代。すごく親近感がわいて、とてもうれしかったです。そよかさんも『お姉ちゃんが2人に増えました』って(笑)。3人姉妹のような感じでリハーサルから楽しく出来たらいいなと思っています」と、楽しみな様子。
注目のプログラムについては、第1部では、【チェロとピアノで聴きたいこの曲!】のコーナーで、平野はベートーヴェンのピアノソナタ第8番『悲愴』第二楽章をリクエスト。「もともとクラシックを聴くのがとても好きで、舞台の本番前にメイクしている時や本番のために気合いを入れる時とか、けっこうクラシックを聴いています。特にこの曲はタイトルの雰囲気と、自分も経験したことのあるようなノスタルジックな感覚がものすごく好きで、お2人のアレンジで聴いてみたいと思ってリクエストさせていただきました」と自分が出演しない第1部への熱い思いも告白。続いて、【はるそよ音楽講座~モーツァルト編~】では、「もしモーツァルトがテレビアニメ鬼滅の刃のオープニングテーマ「紅蓮華」を作曲したら?」というコーナーもあり、「この曲をどう大胆にアレンジしてくださるのか、すごく楽しみ」とワクワクを隠し切れない様子で語る平野。MCの関アナが盛り上げる3人の【音楽トーク】、観客のリクエスト曲で創作ストーリーに合わせて即興で披露する【ピアノ即興演奏コーナー】と、まるで音楽で遊んでいるような楽しいプログラムが続くことが明かされた。
そして第2部では平野の魅力&歌唱力がたっぷりと楽しめるラインナップが目白押し。まずは「とても思い入れがある」と言うコンスタンツェを演じた、ミュージカル『モーツァルト!』から“ダンスはやめられない”。「歌手として歌う面もありますが、役者として役になりきって表現することを大事にしたいと思っているので、曲が流れた瞬間にその作品や役の雰囲気に入れるような歌い方が出来たら」と意気込み、さらに平野の大ヒット作『涼宮ハルヒの憂鬱』より“God Knows...”。あのパワフルなエレキギターの曲をピアノとチェロの演奏で歌うという。「はるかさんが『是非“God Knows...”のギターのイントロをチェロで弾いてみたい』と提案してくださったので、私も聞いてみたいので是非!とお願いしました。かなり奏法が難しいと聞くので、これはチェロで聴いたことないぞっていう、新しい奏法を聞けるんじゃないかと私もすごく楽しみにしています」と平野自身も期待が高まるといった様子。
さらに今回、一番の聴きどころのひとつとなるのは、平野が初めて歌う“ジブリ曲メドレー”。はるかとそよかが発表したジブリの曲のアルバム『癒しのチェロ~ジブリ・ベスト~』を聴いた平野は、「ほんとに素晴らしいアレンジで素敵だなぁと思って。私、今回ジブリの曲に初めてチャレンジさせていただきます。メドレーに絞るのがものすごく大変で、結局絞り切れず10曲ぐらい歌います。これだけでコンサートできるんじゃないかというぐらい(笑)。すごく楽しみです」と笑顔をのぞかせた。また、ジブリの中で1番好きなのは『ハウルの動く城』のテーマ曲“人生のメリーゴーランド”だそうだが、演奏だけで歌はなしの曲ということで、「ただ、どうしてもお2人のピアノとチェロでこれを聞きたいって、オープニングに入れてもらいました。なので私は歌わず、お2人のそばで1観客として聴かせていただきながらメドレーに入ります」と語る。
一方、歌では『借りぐらしのアリエッティ』の主題歌“アリエッティソング”を披露する予定。“アリエッティ”には風という意味があるそうで、「そよかさんの名前に近く『とても親近感がわくんです』っておっしゃっていらしたので、『じゃあ是非そよかさんのテーマソングとして入れたい』と思って歌わせていただくことになりました」と、選曲についての裏話も披露してくれた。ジブリもディズニーの曲も、チェロとピアノでヴォーカルを入れるアレンジになるので、そよかの巧みな編曲が期待される。
最後に、今回のコンサートへの思いについて「自分が1回目を見て感じた驚きや感動を、自分がゲストとして歌わせていただくことで、まだクラシックにふれたことのない皆さんや、日ごろからクラシックにふれている方にも、こういった側面もあったんだなって新しく発見をしていただいたり、たくさんの方にふれていただけるようなコンサートになったらと思っています。チラシに載っている曲以外にも、実はまだまだ曲数があります。それをこのコンサートにギュッと詰め込んで、クラシックの魅力、そしてミュージカルやアニメソングなど、いろいろなジャンルの魅力を、女性3人でフルパワーで素敵なコンサートに仕上げていきたいと思っていますので、たくさんの方にご来場いただけたらうれしいです」と笑顔で語った平野。
『はるかそよかの音楽に恋してmeets平野綾』は、大阪のサンケイホールブリーゼで11月23日(水・祝)に開催。是非、新しいカタチのクラシックコンサートにご期待あれ!
はるかそよかの音楽に恋してmeets平野綾 公演情報