新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム」来春開催

ケニー・オメガ「全ては東京ドームのリングでわかること」

棚橋弘至「平成最後の東京ドームにしっかりと棚橋の名を刻みたいと思います」

WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム

 

10/9(火)に都内で、新日本プロレス主催「WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム」(2019/1/4開催)の記者会見が行われました。

 

「WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム」のメインイベントとして、新日本プロレスリング株式会社の菅林直樹取締役会長は、IWGPヘビー級選手権試合第66代チャンピオンのケニー・オメガ選手(BULLET CLUB ELITE)と、チャレンジャー/G1 CLIMAX28優勝者の棚橋弘至選手(新日本プロレス)との対戦を発表。このビッグマッチについて菅林会長は「お互いのプロレス観の違いを主張するイデオロギー闘争」と述べました。

続いて「WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム」に出場する棚橋弘至選手とケニー・オメガ選手がスーツ姿で登壇。

WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム

 

同大会の意気込みについて棚橋選手は「久しぶりに東京ドームのメインに帰ってきました棚橋です。コンディションから言えば、ケニー選手とは雲泥の差があるのは、わかっていますけども、それでも俺はなんとかします。東京ドームは今まで何度も出てきましたが、過去最高のコンディションで、絶対にリングにあがって、必ずベルトを巻きます」と勝利宣言をしました。

WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム

 

続けて王者ケニー選手は「今この瞬間、この記者会見に立っている2人に既視感がとてもある。それもそのはず。2016年、俺たち2人は歴史を作ろうとしていた。ところが残念ながら、棚橋選手が怪我をしてしまった。しかし、そこから数年たって、驚くべきことに今年に入って、棚橋選手はまた、東京ドームのメインイベントに立つという役割を担うために戻ってきた。全てを押しのけて権利書をG1で獲得してみせた。IWGPヘビー級チャンピオンと対戦するために。それは素晴らしいことだと思う。

しかし、東京ドームのメインイベントでは俺は、一切、棚橋選手には情けをかけることはしない。あそこでプロレスのイデオロギー、そして棚橋選手の考えなどは置いておいて全力で倒しに行く。全ては東京ドームのリングでわかることだと思う。理想論は関係ない。もちろん2人の考えは違ったものではあるけれども、あのリングでわかるのは、どちらがより強いプロレスラーかである」と同大会への思いを披露しました。

先に菅林会長が述べた通りこのビッグマッチは「お互いのプロレス観の違いを主張するイデオロギー闘争」だ。棚橋選手は「プロレスに対して、盛り上がって楽しんでもらって、最終的になんとか勝てばいいじゃんと思ってやっていました。それは表面的に見れば、ケニー選手に近い部分もあるんじゃないかと思っていたんですけど、昨日のメインを観た感想として、全てにおいて3選手とも素晴らしかったんですけども、試合が終わってから『ああそういえばIWGPのタイトルマッチだったね』っていう印象だった。IWGPの権威、IWGPの扱い、IWGPのベルトはアクセサリーじゃない」と、同会見前日10/8(月・祝)に行われた両国国技館大会の3WAY戦に対して言及。続けて「俺はプロレスを広めていきたいと思ってずっとやってきたけど、それは初めてプロレスを観た人が、疑問に思うことがあってはいけない。ケニー選手は世界的に評価されているし、どんどんプロレスを好きになってくれている人も増えているけれど、戦い方が非常に、初めて観る人には理解できない部分“WHY(なぜ)”が多い」と語りました。

WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム

 

対してケニー選手は「今この団体を引っ張っているのを誰かということ考えてみてほしい。今現在この団体を引っ張り、若手プロレスラーにしっかりとお給料が払われるように尽力しているのは誰かということを。今現在この団体を引っ張っているのは俺であり、そして、俺にくっついてきてくれた外国人選手たちだ。彼らは俺に対して感謝するべきだと思う。俺の方がパワーがあり、スピードもあり、強さもあり、そして棚橋選手よりも大きな夢も持っている。だからこそ自分は、新日本プロレスを世界規模の企業にできた。棚橋選手じゃだめだった。棚橋選手では小さな池の中で泳ぐちょっと大きな魚くらいの規模でしか大きくなれなかっただろう。これが試練になるのかもしれないが、もちろん自分の夢だろうが、これからの未来を見据えているビジョンは大きいと思っている。そして、払ってきた犠牲も、もちろん大きい。俺は未来のためにここにいる」とコメントしました。

WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム

 

同大会は「平成最後の東京ドーム」ということもあり、そこに対して意識しているかとの質問に、棚橋選手は「むちゃくちゃ意識しています。そういう節目節目で名を残したいじゃないですか。平成最後のG1 CLIMAXに優勝したんで、平成最後の東京ドームにしっかりと棚橋の名を刻みたいと思います」と述べました。続くケニー選手も「東京ドームの最後の最後、グッバイ&グッドナイトを締めたいです。平成とかもちょっと関係ないかもしれませんけども(笑)。普通に東京ドームの最後の後にちゃんと締めたいです」と日本語でコメントし、会場を和ませ同会見は幕を閉じました。

WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム

 

新日本プロレス年間最大イベントである「WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム」は2019/1/4(金)に東京ドームにて開催。

 

開催概要

 

WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム

WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム

 

開催日

2019/1/4(金)

時間

開場 15:30

開始 17:00

会場

東京ドーム(東京都文京区後楽1-3-61)

大会テーマソング

『LiON'S DEN』(SiM)

備考

ローチケ先行限定「ブックカバーセット」(チケット代金+2,500円)も販売

チケット期間

ローチケHMVプレミアム先行受付期間:10/12(金)18:00~10/16(火)23:59

プレリクエスト先行受付期間:10/17(水)18:00~10/21(日)23:59

一般販売受付期間:10/25(木)~

 

 

 

大プロレス祭り 2019

開催日

2019/1/3(木)

時間

12:00~(予定)

会場

東京・STUDIO COAST(東京都江東区新木場2-2-10)

 

(文・写真:工藤明日香/ローソンチケット)

 

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