2020年に上演を予定するも、コロナ禍で全公演中止となった「ON AIR~この音をキミに~」を脚本改訂し、今夏に上演することが決定しました。本作は、『99.9 刑事専門弁護士』シリーズ、『極主夫道』、『探偵が早すぎる』などを手がけた人気脚本家で、さらに地元・神戸を拠点とした劇団PEOPLE PURPLEの主宰の顔も持つ宇田学が書き下ろす完全オリジナルストーリー。とある地方のラジオ局を軸に、混沌とした現代で懸命に生きる人々の姿を映しだす作品です。
主演を務めるのは、2020年でも主演に決まっていた室 龍太。物語の主人公である桜木真を演じます。音響効果を行う音効マン役。
伝説の音効として本物の音にこだわり名を馳せる彼は、年が離れた目の不自由な妹に世界中の音を聞かせたいと旅に出る、気が優しく、今の時代には珍しいほどの男気がある、明るい青年という役どころとなります。熱演にご期待ください!
<STORY>
彼の名前は桜木 真。目の見えない妹の鈴とともに東京からこの小さな町に引っ越してきたのだ。真は、音響効果を行う音効さん。
あるゆる街の音を録音する。それは目が見えない鈴のためでもあり、音には人を救うチカラがあると信じているからだった。
「ラジオは聴いて楽しいだけじゃない。人の悩みを解決する場所だ。顔が見えないからこそ本心を打ち明けられる場所なんだ」
真が勤めることになった町のラジオ局「FMフレンド」。ネット社会の御時世、聴取率も振るわず、予算の関係上、2か月後に閉じることが決まっていた。町役場の職員、茜はその予算を防災などインフラ整備のために充てるという。お互い町のためを考えているが意見が合わない。だが、真はラジオの力を信じ、町の高校生の明人も巻き込み、局の存続に向け動き出す。
未就学児入場不可
会場内ではマスクの着用を必須とさせていただきます。必ずご持参ください。