作り手と見る人をつないだ雑誌
本展は、雑誌「アニメージュ」(徳間書店)の1978年創刊当時から80年代に焦点を当てた展覧会です。今から40年以上前、アニメが大きく飛躍した時期がありました。若いアニメファンが熱狂した「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」らの作品。その作り手たちの生の言葉を伝えた雑誌、それが「アニメージュ」です。雑誌がつないだ作り手と見る人のキャッチボールが、今につながる日本のアニメーションの隆盛をもたらしました。
高畑勲・宮﨑駿と出会った雑誌
多くのアニメの作り手を見出してきた「アニメージュ」は、二人の才能と出会います。高畑勲と宮﨑駿です。「アニメージュ」の連載から生まれた映画「風の谷のナウシカ」。自分たちの納得できる作品作りの新しい場・スタジオジブリの第1作「天空の城ラピュタ」。そして高畑・宮﨑両監督そろい踏みの「火垂るの墓」「となりのトトロ」へ。「アニメージュ」は雑誌でありながら、二人の作品を送り出し、また彼らの言葉を見る人に伝え続けたのです。
もうひとつのスタジオジブリ誕生物語
かつて雑誌作りとアニメーション映画制作が非常に近い時代がありました。本展では、雑誌「アニメージュ」が多くのアニメ作品の誕生と発展に果たした役割を豊富な誌面展示と貴重な制作資料とで振り返ります。そのことで、「アニメージュ」を作った人たちが、同じ精神でスタジオジブリを立ち上げ、現在まで作品を送り届けているということを示します。
日程 |
2023/11/23(木・祝)~2023/12/28(木) |
会場 |
大丸下関店 6階催事場 |
開場時間 |
10:00~18:00
※いずれも最終入場は30分前(17:30)まで
※12/28(木)は最終入場16:30まで〈17:00閉場〉
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