「無題」の中にある自由度の高さと音楽の多様性
ASTERISM
活動歴はすでに10年を超えているのに平均年齢はまだ20代前半。若き超絶技巧インスト・バンドとして認知されてきたASTERISMだが、近年ではいわゆる歌モノ楽曲やコラボにも積極的に取り組みながら、国内外のより幅広い層からの支持を集めつつある。そして新たな年の幕開けにおこなわれるワンマンツアーは『Untitled』と銘打たれている。要するに“無題”ということだ。話を聞いてみたところ、どうやらこのタイトルは今現在の3人が楽しんでいる“自由度の高さ”と無関係ではないようだ。
MIO「特定の作品と紐づけられていないツアーというのを、いつかやってみたいと思ってたんです。アルバムに伴うツアーももちろん楽しいんですけど、ある意味、その作品に縛られることになるじゃないですか。そこで敢えてテーマを掲げずに、今やりたいライブのために、過去から現在に至るまでのすべての中から曲を選ぶような自由度を求めたかったんです」
HAL-CA「最近では海外で演奏する機会も増えてきて、そこでの経験を通じて培われてきたパワーみたいなものもある。そういった変化もしっかりと伝えられるツアーにしたいですね」
MIYU「僕らのライブには結構ストレートな部分もあれば、ギターと7弦ベースがお互いの音域を補完して絡み合いながらドラムが音階を奏でていたりすることもあるし、さらには歌モノもある。同じライブの中でかなり多様な表現ができてると思うんです。それらをすべて1本のライブに盛り込みたいんです」
インタビューを全文読む