【インタビュー】りんご娘

2025/11/15(土)

会場に足を踏み入れた瞬間から青森を感じられるイベントにしたい

青森県を拠点に活動しているローカルアイドル・りんご娘。インパクトのあるメンバーの名前はりんごの品種からとるなど、地域密着性はもちろんのこと、メンバーチェンジを繰り返しながら2025年で結成25周年を迎えた息の長さも特筆モノ。そんな彼女たちが2026年、グループ史上最大のチャレンジに打って出る。

それは弘前市にある、はるか夢球場でのスタジアムライブ。目標動員数は1万人というビッグプロジェクトだ。

ピンクレディ「2022年に私たち4人がメンバーとして活動することになった当初から、はるか夢球場でのスタジアムライブは大きな目標として掲げてきたんですけど、実際に決定すると、うれしいというより前に実感が湧きませんでしたね。あまりにも大きな話すぎて。でも、コンサートの準備をしていく中でどんどん実感が湧いてきています！」

全国でブレイクして青森の名前を広めるのもひとつの手である。実際、OGの王林がテレビで大人気となり、その役割を果たしているが、彼女たちのスタンスはやっぱり『たくさんの方に青森県に来ていただき、その良さを知っていただく』ということ。そういう意味でもスタジアムライブはこの上ない機会なのだが、新幹線が停まるわけでもなく、空港からもちょっと距離がある青森県弘前市に、全国から1万人を集めるというのはなかなかハードルが高い。

はつ恋ぐりん「たしかに乗り換えとかが必要になってくるんですけど、それも含めて、青森を楽しんでもらいたいんですよ。電車の窓から見える景色で青森の良さを感じていただいて、コンサート会場に到着する前から盛りあがってほしい」

金星「弘前市はりんごが特産品なので、アップルパイの街でもあるんです。お店によって特色のあるアップルパイを提供しているので、はしごをして楽しんでもらうのもいいかも？ここ数年は暖かいのでコンサートのある5月16日はもう桜は散っちゃっているかもしれないですけど、その時期はりんごの花が見ごろになっているはずなので、観て・食べて弘前市のりんごを満喫してほしいです」

スターキングデリシャス「地酒も美味しいのでコンサートのあとは食事が楽しめます。どの店に入ってもハズレなしですけど、弘前市の人たちってみんな優しくてあったかいので、美味しいお店を聞けば、きっと教えてくれますよ！」

活字では伝わりにくいが、メンバー全員の口から津軽弁でのんびりと語られる青森県や弘前市のオススメ情報。そんな彼女たちがステージに立つとキレッキレのパフォーマンスを見せてくれるギャップもまたりんご娘の魅力の1つ。そんな彼女たちのコンサートを青森の爽やかで広い空の下で体感することは、唯一無二の思い出になるはず。弘前まで足を運ぶ価値、ありまくりなのだ！

ピンクレディ「ファンの皆さんはもちろん、初めて私たちのコンサートを見る方にも楽しんでいただけるステージにしたいです。それだけでなく、会場に足を踏み入れた瞬間に青森を感じられるようなイベントにしたいと考えています。青森には全部で40市町村あるんですけど、コンサートに来れば、そのすべてが楽しめるように今、準備中です。全国からたくさんの方に来ていただきたいですし、県内の方にもどんどん足を運んでもらいたいですね」

先輩たちから25年間、受け継がれたバトンをりんご娘は今、最高の形ではるか夢球場に届けようとしている。その瞬間に立ち会おう！

誌面連動Q&A

• Q.
  手土産を選ぶポイントは？

A.
メンバー一同「グループとしての贈り物をするときの定番はやはりアップルパイです。アップルパイの街である弘前市は、お土産用に個包装されているアップルパイもあって。特にオススメなのが『ラグノオ』というお店で販売されているりんごスティックです。アップルパイってあまり馴染みのない方もいるかもしれないですが、とても美味しいのでぜひ食べてみてください！」