【インタビュー】MAGIC OF LiFE

 

MAGIC OF LiFE

苦しいときこそ、それを遊び尽くす感覚で乗り越えていこう

 

心の琴線に触れるキャッチーなメロディを届ける4人組ロックバンドMAGIC OF LiFE。そんな彼らが、自分たちを育んだ故郷・栃木に恩返しをしたいという想いで、2013年からスタートさせた主催フェス『Don't Stop Music Fes. TOCHIGI』(通称:栃フェス)が、今年も開催予定。※5/30(土)に開催予定でした『Don't Stop Music Fes. TOCHIGI 2020』は公演中止となりました。

岡田 去年は5周年の節目だったから、結果として集大成になったんです。県外から泊まりがけで来てくれる人が集まってくれたし。栃フェスの認知度が広まってるのを感じましたね。

高津戸 4年目くらいから、企業街とか商業街の人たちも、栃フェスを楽しみにしてくれるようになって。地元の人と一緒にフェスを作っていける信頼関係を少しずつ築いてきたんですよ。

渡辺 栃フェスでは、僕らも会場をうろうろしてるので、お客さんが楽しんでるのを近くで見られるのもすごく嬉しいんです。

新たな可能性を摸索して、進化をし続ける栃フェス。過去2回は栃木市文化会館を貸し切った2デイズだったが、今年は宇都宮のライブハウス3会場を使ったサーキット形式での開催だ。

岡田 名前は“栃フェス”だけど、栃木市だけにこだわらずにやってもいいかなと思ったんです。ノブ(高津戸)の地元は宇都宮だし。

高津戸 会場のHELLO DOLLYは、僕が高校生のときにバイトしてた場所。HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2は、いまも毎年出ているハコです。

岡田 サーキットは、リスナーが会場を選べるから、去年よりも、出演アーティストはバラエティ豊かだと思います。

山下 あと、今年は宇都宮のバンドが多いのも特徴ですね。ハルカトミユキとか。

渡辺 去年までとはまた一味違う、ライブハウスっぽい栃フェスになると思います。

なお、MAGIC OF LiFEは、4月1日に、アグレッシヴな新曲「Player」をリリースした。

山下 この曲はもう、“みんな、攻めようぜ!”っていう感じでしたね(笑)

高津戸 ここ1~2年は歌詞を大切にしたメロディアスな曲が続いてたけど、久々にゴリゴリのやつを作ってみました。“森羅万象遊び尽くしてやる”って歌ってるんですけど、苦しいときこそ、それを遊び尽くすぐらいの感覚で乗り越えていこうぜっていうことを伝えたかったんです。

岡田 ノブって、すごく熱いんですけど、どこか飄々とした面もあるんですよね。ピンチになったときに、“ピンチ! ピンチ! どうしよう!?”って言うよりも、どうにかなるっしょって切り替えられる。『Player』は、そういうノブの一面が出た曲だと思います。

7月22日(水)に代官山UNITで開催されるワンマンライブは、荒波を軽やかに乗り越えていく、そんなバンドの晴れやかなモードで臨むという。

岡田 とにかく夏にワンマンをやろうぜっていうライブですね。いまはアルバムのレコーディングをしてるので、それを出す前に、新曲をお披露目できる場所を作りたいなと思ってます。

最後に、そのアルバムについて少し聞いてみた。

高津戸 いまは気持ちもオープンマインドになってるから、暗い曲よりも、明るい曲を作りたいモードなんですよ。虫も、明るいところにしか集まらないですから。……あ、いや、お客さんのことを虫って言ってるわけじゃないですよ(笑)。ネガティブよりも、ポジティブな人に集まると思うので。自分自身もそうでいたいなっていう感じですね。

 

プロフィール

マジックオブライフ

高津戸信幸(Vo.Gt)、山下拓実(Gt)、渡辺雄司(Ba)、岡田翔太朗(Dr)の4人組バンド。海外のファンも多く、国内外問わず各所で注目を集めている。

 

 

公演情報

 

ONEMAN LIVE 2020 SUMMER “PLAY GROUND”

 

7/22(水)19:00 東京・代官山UNIT

 

※公演が中止・延期になる可能性がございますので詳細は各公演の公式HPをご確認ください。

 

インタビュー・文/秦理絵

構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載

 

 

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