【インタビュー】Gero

 

Gero

令和一発目の大暴れ! 全18公演10会場を巡るライブツアー開催

 

アニソン・ロックアーティストのGeroが主催する音楽フェス『ちゃんげろソニック2019』が今年も大盛況のうちに幕を閉じた。2000年代後半からニコニコ動画を中心に一大ムーブメントとなった“歌ってみた”の祭典ともいえる「ちゃんげろソニック」。その中心にいるGeroは何を思っているのだろう。

「お越しくださるお客さんの年齢層はバラバラなのですが、ステージから見える大人のお客さんの笑顔が特に印象的で。大人っていろんな経験を経ているので、笑顔にも深みがあって(笑)。青春時代の音楽はどんなに年をとっても一生心に残るものだと思うので、『ちゃんげろソニック』は同窓会のように毎年続けながら、より味わい深いフェスにしていけたらと思っています」

さらに、GeroとARAKIがコラボした新曲「HHOOWWLL(ハウル)」が7月24日(水)にリリースされる。TVアニメ「かつて神だった獣たちへ」のED主題歌としても決定しているパワーバラードだ。

「ARAKIさんはとても尊敬しているシンガーなので、コラボできて嬉しかったです。楽曲自体はTVアニメの印象も引き継いだ神聖で儚い雰囲気があるパワーバラード。僕もARAKIさんもロック系のシンガーなので、2人でバラードを歌うのは新鮮でした。普段は『イエーイ!』みたいなテンションの僕たちも、今回ばかりは真面目な顔で歌いましたよ(笑)」

 

Gero

 

また、9月7日(土)からは『Gero Live 2019 ~令和大暴れtour ~』の開催が決定。今回の全国ツアーでは『「オリジナル曲」を歌いまくるday!』と『「歌ってみた曲」を歌いまくるday!』が各会場日替わりで開催される。

『“オリジナル”を歌うライブと“歌ってみた”を歌うライブでわかりやすく分けてみました。それぞれ違う楽しみ方ができるライブになっていると思います。オリジナル曲は歌い込んでいるので、成熟した音楽をお届けできるんじゃないかな。例年ライブツアーはアルバムのリリースとセットになっているので、アルバム曲中心のセットリストになってしまうのですが、今年はリリースがないので、好きなだけやりたい曲を詰め込もうと思っています(笑)。“歌ってみた”のライブは初めての楽曲もあるので、ドキドキ感が強いフレッシュなライブになるかと!」

『「歌ってみた曲」を歌いまくるday!』では、各回Geroと親交の深い歌い手たちがゲストとして登場する。

「ツアーのゲストアーティストは会場の地域性とアーティストの相性を考えてオファーしました。ツアーの最終会場であるShibuya O-EASTではARAKIさんがゲストで来てくださるのですが、その日は『「歌ってみた曲」を歌いまくるday!』なので、新曲が披露できるかどうか……。いまちょっと悩んでます(笑)」

「ちゃんげろソニック」やARAKIとのコラボによる新曲のリリース、そしてライブツアーの豪華ゲストなど、仲間の存在はGeroにとって今後より重要な意味を持つようだ。

「デビューした当時は尖っていたので、『俺は一人で生きてくんだぜ!』という意気込みでいたんですけど、いまは仲間がいるからできることをひとつひとつ実現していくのがとても楽しいです。なので、今回のツアーでもゲストのみなさんや、オーディエンスと一緒になって、令和一発目、大暴れしていきたいと思っています!」

 

プロフィール

ゲロ

動画投稿サイトにて自身で投稿した歌の動画が話題を呼び、2013年メジャーデビュー。ロック、アニソンシンガー。

 

公演情報

 

Gero Live 2019 ~令和大暴れtour~

~「歌ってみた曲」を歌いまくるday!~ / ~「オリジナル曲」を歌いまくるday!~

 

 

インタビュー・文/大宮ガスト

構成/月刊ローチケ編集部 7月15日号より転載