【インタビュー】FUNKY MONKEY BΛBY'S

2025/10/15(水)

20周年のタイミングの僕らを見られるのは今回しかない

今春、メンバーの地元である東京・八王子だけで完結する『桑の都ツアー「全八」』を開催したFUNKY MONKEY BΛBY'S（以下、ファンモン）。愛すべき土地でグループとしての原点をあらためて再確認することで、2026年1月25日に迎えるデビュー20周年への大きな勢いをつけた。

加藤「地元の人たちからのリアクションも大きかったですし、全国から来てくれた人もライブはもちろん、美味しいものを食べたり、高尾山に登ってくれたりと、八王子を堪能してくれたみたいで。大至急、Vol.2をやりたいくらい楽しいツアーになりましたね」

モン吉「僕らとしてもね、20周年の前に特別な気持ちをもって地元をまわることができたので、本当に最高だったし、感無量でした」

その後、ファンモンはレーベル移籍を発表。新天地での1発目となるシングル「Come back home」を8月にリリースした。表題曲は9月まで放送されていたドラマ「こんばんは、朝山家です。」の主題歌として書き下ろされたものだが、そこには聴き手にとっての『ホーム』でありたいと願う彼らの思いも込められている。

加藤「自分たちのホームである八王子でツアーをまわれたことがすごく大きかったんですよね。日常の中で傷ついたり、疲れてしまったりしても、ホームに帰ることでそれがちゃんと癒される。そんな心の温かい部分を曲に反映できたらいいなという思いで作っていきました」

モン吉「ポップス的な上ネタをもつバラードですけど、そこにあえてヒップホップ寄りのビートを合わせたバランスが気に入ってますね」

カップリングには先行配信されていた「音楽を鳴らそう」を収録。こちらはファンモンの音楽に対するアティチュードを注いだ、ノリのいいアップテンポなサウンドになっている。

加藤「新たなレーベルで、ファンの皆さんとまた一緒に音楽を鳴らしていこうという決意表明をしつつ、変わらない自分たちのスタイルをギュッと詰め込んだ曲。リリース前にフェスで歌ったりもしたんですけど、バッチリ会場の一体感を生むことができたので、信用のおけるライブ曲になりました」

モン吉「この曲はラップが肝になっています。昔に比べるとヒップホップやラップミュージックがシーンにしっかり浸透していると思うので、手加減なくラップスキルを出すことができたのが楽しかったですね」

加藤が「ファンモンらしさが詰まった1枚」と自信をみせるシングルのリリースを経て、9月からは待望の全国ツアー「FUNKY MONKEY BΛBY'S 20th anniversary TOUR ～そのまんま東へ西へ～」がスタート。現在はライブハウスを巡る前半戦の真っ最中。12月6日からは年またぎで続く後半戦、ホール公演に突入する。

加藤「20年って、けっこう胸張れる数字だと思うんです。僕らは10周年の前に解散したので、アニバーサリーツアーは実は初めて。そういう意味でも今までで1番のツアーにしたいし、ここがピリオドではなく、その先、ネクストを感じてもらえるものにしたいですね」

モン吉「初めてのアニバーサリーツアー、うれし恥ずかしでドキドキですね(笑)。ここから先も走っていきますけど、20周年のタイミングの僕らを見られるのは今回しかないので、ぜひとも遊びに来てほしいです」

加藤「皆さんの知ってくれているであろう曲を中心にやるので、ずっと応援してくれているファンの皆さんはもちろん、はじめましての方もぜひ来てほしいです。初見でも楽しんでもらえる自信はあるので！」

誌面連動Q&A

• Q.
  気分転換やリフレッシュしたいときにすることは？

A.
加藤「ジョギングです。元々走るのは苦手で完全に短距離走タイプだったんですが、いろんなミュージシャンの先輩方の話を聞いていると、『走る』ということがすごく大事だと。はじめは2〜3kmでゼーゼー言っていたんですけど、今は5km走るまでになりました。最初はしんどかったですけど、今となってはリフレッシュの時間になっていると思います。ここ3〜4年で体質も変わった気がしています。毎日続けていると、ライブでも明らかに息のもちが変わったんですよね」

モン吉「夏はシュノーケリングでそれまで溜まった邪気を水に流す。冬は焚き火で心を火に浄化をしてもらっています。ポカポカ暖まったり、コーヒーを作ったり、友達と話したりしていると心が綺麗になる気がしています」