【インタビュー】ダウト
2022/1/15(土)
思い出の“フラッシュバック”と未来の“ジャッジメント”
これまでにアジア、ヨーロッパツアーを大成功させるなど国内外から大きな支持を集めている5人組ロックバンド、ダウトが今年3月4日にバンド始動15周年を迎える。メンバーの幸樹(Vo)と威吹(Gt)は大きな節目を前にこう語る。
威吹「気づいたら15年経っていた、という感覚。同時に、それって客観的に見るとすごいことなのかもなと感じていたりもします」
幸樹「ある程度の結果が出たら僕はすぐ辞めちゃうタイプなんですけど、ダウトではつかみたくてもつかめていないものが、まだまだたくさんある。それをメンバーとファンと一緒につかもうと続けてきた15年だったと思います」
1月9日にはベスト盤『全身全霊謳歌集:弐』をリリース。新曲「一世風靡ファクト」に加え、バンドの歴史を彩ってきた人気曲の数々がすべて再レコーディングされた形で収録されている。
幸樹「当時の勢いや身の程知らずなマインドにはどうやっても勝てない部分はあったんですけど(笑)、でも今だからこそ手が届くようになった表現を詰め込むことができたし、今の自分たちの解釈で再録できたのは面白かったですね」
威吹「昔の曲を今のドラム(直人。15年加入)が叩くことでグルーブがまず変わっていると思いますね。それプラス、今のシーンの音の傾向も積極的に取り入れているので、どの曲もまったく違った感覚で楽しんでもらえるんじゃないかな」
そんなベストを引っ提げ、ダウトは現在、全14公演のワンマンツアー『自作自演!ダウト 祝!十五周年単独公演TOUR'22「フラッシュバック」』を開催中。彼らにとってキャリアの幕開けを飾った曲名「フラッシュバック」をツアータイトルに掲げていることからも、今ツアーにかける並々ならぬ気合いが伝わってくる。
幸樹「15年間、たくさんのファンの方との出会いがあったからこそ、僕らは今もステージに立てている。だから今回のツアーでは、すべての時代からまんべんなく選曲しようと思っていて。離れてしまっていた方も、絶対に知っている曲が1曲はあるはず。皆さんにとってのダウトの思い出が“フラッシュバック”するようなライブにします」
そして3月4日には、ツアーファイナル『「フラッシュバック ジャッジメント」―十五周年当日祭―』が。活動の集大成として、ダウトは大きな覚悟を抱えて中野サンプラザのステージに立つ。
幸樹「この日のライブによって、今のバンドの立ち位置をしっかり判断し、この先どうするべきかを考えようと思います。そういう意味での“ジャッジメント”別に活休とか解散とかって話ではないんだけど、時間は有限なんでね、ただがむしゃらに続けるのはちょっと違うかなって。3月4日以降のスケジュールは完璧に白紙です」
威吹「どうなるかわからないから正直、不安はありますよね。まぁでもダウトとして理想の活動をするために必要なジャッジメントなんだと思います。だからこそ、当日は僕らのすべてを全力で注ぐつもりです」
バンドを長く続けていきたいからこそ惰性で走り続けることを良しとしない彼らが下すのは、果たしてどんな決断となるのか。歴史的な一夜、ぜひ会場で目撃してほしい。
威吹「ファンのみんなには単純に楽しんでもらいたい気持ちが強いですけど、僕らとしては本当に覚悟を持って挑むライブなので、その雄姿をぜひ見てもらいたい。それに尽きますね」
プロフィール
ダウト
’07年結成のヴィジュアル系ロックバンド。メンバーは幸樹(Vo)、威吹(Gt)、ひヵル(Gt)、玲夏(Ba)、直人(Dr)。
公演情報
自作自演!ダウト 祝!十五周年単独公演TOUR’22 -GRAND FINALE-
「フラッシュバック ジャッジメント」-十五周年当日祭-
- 3/4(金) 18:00 東京・中野サンプラザホール
インタビュー・文/もりひでゆき
構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載