【インタビュー】AKB48

2025/7/15(火)

20周年の集大成と新しいAKB48の最初の一歩

2025年12月8日で、AKB48は結成から満20年を迎える。様々な動きが描きだされている中で、一番大きなイベントになるのが、『AKB48 20th Year Live Tour 2025 〜PARTYが始まるよ〜』公演のファイナルを飾る、12月4日〜7日までの4日間計6公演の日本武道館公演。取材に応じてくれた17期生の佐藤綺星と18期生の新井彩永が、20周年を迎えるAKB48の歩みと、日本武道館公演に向けて、想いを語ってくれた。

佐藤「20周年のいろんな動きを通して私は今、AKB48が重ねてきた歴史の重さを実感しています。今回は、久しぶりの日本武道館公演。しかも、4日間で6公演。おそらく全公演の内容が異なりそうだから、すべての公演を通してAKB48の20年の歩みを見せていけたらなと思います。ずっと応援してくださっている人たちはもちろん、最近AKB48を好きになった方々は、今回の公演を観ることで、AKB48の歴史が全部わかるんじゃないかと思います」

新井「私が生まれた2カ月後に、AKB48が誕生しました。その歴史の重さはもちろん感じていますけど、私は20周年公演を通して集大成となる姿を見せたうえで、この先のAKB48が楽しみになる公演にしていきたいです」

AKB48は2人が生まれて間もない頃に結成。佐藤は加入から3年、新井は加入から2年と、入って間もないメンバーたち。2人とも「歴史の重みを感じる」と口にしながらも、むしろ、20周年の動きをきっかけに、AKB48に新しい風を吹かせようとしている。

佐藤「私たち17期生も、気づいたら中堅の立場になりました。今回のツアータイトルに付けられた『PARTYが始まるよ』は、AKB48劇場のグランドオープンでチームAが披露した劇場公演名ですが、チーム制があった頃は、チームごとにパフォーマンスを磨き上げることがAKB48の魅力だったと思います。でもチーム制がなくなった今、メンバー全員が一丸となって想いをぶつけているところに、現在のAKB48の魅力があるなと感じています。例えば、今は一人一人にスポットが当たって、全員が輝けるライブをしています。まさに、新しい魅力が形作られている真っ最中だからこそ、AKB48の『今と未来』を、日本武道館公演でお届けしたいです」

新井「ゆきりん（柏木由紀）さんが昨年ご卒業されたことで、たくさんの方々が知っているAKB48の印象に一区切りがついたなと思いますし、20周年は、AKB48がさらに新しい姿に変わっていけるタイミングだとも、私は感じています。もちろん、20周年や日本武道館という言葉に重みを感じますけど。AKB48は今、東京ドーム公演を目標に掲げているからこそ、そこへ向けての最初の一歩へ繋がる公演にしていきたいです」

佐藤が『恋 詰んじゃった』でセンターを担えば、新井も8月13日にリリースする66枚目シングルで初選抜入り。若手たちが、これからどんな風にAKB48に新たな磨きをかけてゆくのかが楽しみであり、それを見せてゆく日本武道館公演になることにも期待したい。

佐藤「20周年の応援総団長に就任された高橋みなみさんが口にしていた『努力はかならず報われる』の言葉を信じ、どんどん目標を叶えていきたいなと思っています」

新井「卒業した先輩方が、口々に『安心して任せられるよ』と言ってくださるその言葉を力に、私たちがAKB48を引っ張っていく存在に成長していきたいです」

誌面連動Q&A

• Q.
  手土産を選ぶポイントは？

A.
佐藤「お菓子も嬉しいんですけど、食べ物に気をつかっているメンバーも多いので、「休足時間」（足裏シート）やバスソルトなど、疲れをとるものを最優先に選ぶようにしています」

新井「コンサートの時にたくさん差し入れをいただきます。甘いお菓子が多い中でお煎餅などしょっぱいものがあると、ついつい手が伸びてしまいます。なので、自分が差し入れする時は他の人とかぶらないように、小分けになっている梅干しやお煎餅など、しょっぱいものを選びます」