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2017 FIA 世界耐久選手権 第7戦 富士6時間耐久レース(紹介ページ)
チケット情報
WECって?
WEC(世界耐久選手権)はその名が示すとおり、FIAが定めた世界選手権のひとつとなるレースカテゴリーだ。世界選手権はF1やWRC(世界ラリー選手権)、そしてWTCC(世界ツーリングカー選手権)など、数が限られている。国内のサーキットとして、長い歴史を持つ富士スピードウェイでもスポーツプロトタイプカーによる耐久レースがWEC JAPANとして開催されるようになり、溢れるばかりの観客がスタンドを埋めた。
そして、2012年に富士スピードウェイでのWECが復活。今シーズンも日本メーカーのトヨタがエントリー。ヨーロッパから参戦するポルシェなども交え、最高峰 クラスのLMP1の戦いはこれまで以上に白熱は必至。地元日本での開催ということもあり、日本人ドライバー、そして日本メーカーのマシンの活躍に期待したい。

WECの歴史は古く、その源流は1953年に始まった世界スポーツカー選手権であり、何度かの中断や名称変更などはあったものの、そのすべてをつなげていけば、60年以上という長い歴史を持つレースシリーズだ。

現在のWECの中核となっているのは、やはり長い歴史を持つル・マン24時間レースだ。1923年に初開催されて以来、何度かの休止はあったものの、90年以上の歴史を持つ偉大なレースイベントである。現在ではル・マン24時間も世界耐久選手権の1戦として開催されているが、秋の富士6時間耐久レースにもヨーロッパからもポルシェといった強豪チームが大挙して来日し、地元日本勢のトヨタとともに頂点の座を狙うことになる。

WEC富士6時間耐久レースの最大の見どころは、トヨタ、ポルシェによるメーカー対決ということになるだろう。このシリーズでしか見られないLMP1マシンをはじめ、多くのマシンを眺めることができるのもこのWEC富士の魅力のひとつ。特に、今シーズンもトヨタが最高峰のLMP1クラスに出場するだけに、富士スピードウェイには日本人ファンもさらに多く集まることになるだろう。世界最長級1.5kmのロングストレートでのバトルや、6時間という長距離の耐久レースとなることも見どころのひとつ。また、高速コーナーであるコカ・コーラコーナーやテクニカルなコーナーが続くレクサスコーナーなど、さまざまなコーナーに移動してレースを楽しむというのもおすすめだ。

WEC富士の開催中にはサーキット内でさまざまなイベントも行われ、レースだけではなく、たくさんのイベントも実施される。マシンやドライバーを間近にできるピットウォークも実施されるほか、グランドスタンド裏のイベント広場にはイベントステージや参戦メーカーのPRブース、そして飲食コーナーなど、さまざまな出展ブースが用意される。レースが6時間と長いだけに、普段のレースでは味わえない各種イベントなども実施される予定だ。

