グルメやイベントでも楽しめる!! 知っているようで知らない大相撲の世界

大相撲 ※画像はイメージです

 

午後から夕方にかけて、テレビで生放送されている大相撲。優勝がかかっている試合ともなると、どこかしらか大人たちがテレビの前に集まってきて一瞬の沈黙、次にわっ! と大歓声があがる。幼少の頃には一体何が起こったのか不思議でたまらなく、また声の大きさに驚いた記憶がありました。一瞬で勝負が決まる日本の国技・相撲。皆さんは実際に観に行ったことはありますか?

相撲会場では何かしらの作法のようなものがあるのではないか? そもそもチケットってどうやって取っていいのかわからない等々……。今回は、知っているようで知らない大相撲の世界を紹介! 東京・両国にある国技館での相撲観戦のポイントもご案内します。

大相撲の「巡業」と「本場所」とは?

 

大相撲には「巡業」と「本場所」の2種類の大会があります。

「巡業」は、ファンミーティングのような役割を担っており、約270名の親方や力士などの大相撲一行が各地方へと赴きます。

相撲道普及、地域活性化などを目的としているためイベントが盛りだくさん! 稽古の様子や力士との握手会・サイン会ほか、地元の相撲クラブの子どもたちとの交流など様々に展開しています。また、ちゃんこ鍋ほかフードメニューの屋台も充実! 開場を知らせる「朝太鼓」から始まり、夕方の1日を締めくりには、弓取りの力士による弓を華麗に振る儀式「弓取式」まで行われ、大相撲の世界を存分に堪能することができます。

 

「本場所」は奇数月に行われ、1つの「本場所」で15日もの間を戦い続けます。こちらは「巡業」とは違い、公式戦の意味合いが強く、成績によって力士の番付(=格付け)が決まります。

朝8時に開場し、8時半頃から取組(=試合)が行われます。「序ノ口」、「序二段」、「三段目」といった「幕下」力士らの取組から始まります。なお、東京・両国にある国技館で行われる「本場所」では、3日目より入門したての弟子同士が戦う「前相撲」が行われます。未来の横綱となるかもしれない力士たちの荒々しくも力強い取組が観られるまたとない機会です。

ちなみにテレビなどで観たことがある力士たちがいる「十両」と「幕内」の取組は、午後からとなります。

18時頃には最後の取組である結びの一番が終わり、弓取りの力士による「弓取式」を行って締めくくります。千秋楽時には表彰式が行われるので、通常の「本場所」よりも約30分ほど早まるようなので、詳しくは日本相撲協会公式ホームページよりご確認ください。

「本場所」は、公式戦のため真剣勝負ならではの独特な雰囲気が出ていますが、それは“土俵”の中でのこと。会場内は、まるでお祭りみたいな賑やかさがあります。続いては、この「本場所」が行われる東京・両国にある国技館内を紹介します。

 

国技館ではちゃんこ長監修の「ちゃんこ鍋」と名物「国技館焼き鳥」を食べよう!

 

大相撲 ※画像はイメージです

 

初めて国技館へ行くなら昼頃がおすすめ! 国技館地下1階では相撲部屋ちゃんこ長監修によるちゃんこ鍋が販売されています。ちゃんこ鍋は、激しい稽古を終えた後で、しっかり食べられるように優しい味付けとなっているため、大人も子どももあっという間に一杯を完食することできます。

また、国技館と言ったら「国技館焼き鳥」! 地下の焼き鳥工場で作られている焼き鳥は、冷めてもおいしく何本でも食べられます。テイクアウト専門店「国技館カフェ」をはじめとした会場内の飲食店で販売しているので、お土産としてもおすすめです。

再入場って可能なの?

 

国技館では1回まで再入場可能です。国技館の南門で手続きをします。南門では力士たちの場所入りを見学することができるので、再入場を使って見学してみてはいかがでしょうか。

 

また、相撲観戦ならでは! のお土産サービスが受けられる「相撲案内所(=通称「お茶屋」)」は事前予約制で、国技館サービス株式会社が運営しているホームページにて受付をしています。

そのほか国技館内では、総合案内所にてラジオの貸出が行われております。こちらはその日の取組(=試合)の解説が放送されています。気になる力士の名前や、決め手は何かを解説を聞きながら、目の前の相撲を観戦できるのでおすすめです。英語での解説放送も行われているので、海外からの来日訪問者も安心して利用できます。

なお、日本相撲協会は「本場所」毎に「ご来場お楽しみ企画」イベントを開催しています。記念撮影コーナーの設置や、公式グッズの販売ほかに和装でご来場した方限定でオリジナルグッズをプレゼントなどが行われています。おすすめは公式グッズ! 相撲好きにはたまらない和柄デザインとなっています。

国技館内では、そのほか優勝力士に贈られるトロフィーや賞品の数々が飾られているエントランス部分や、江戸時代から現代までの相撲の貴重な資料が展示されている「相撲博物館」などが設置されているので、相撲の歴史を知りたい方は必見です。「幕内」の力士たちによる「土俵入り」は、15時半頃に行われます。

2人以上の観戦を楽しむなら「マス席」がおすすめ。飲食・撮影OKな席は?

 

国技館に問わず、大相撲では席種が大きく分けて3種類あります。通称「砂かぶり」と言われ土俵の間際で観ることができる「溜席(タマリセキ)」※、「溜席」の次に近く4人で1枠に座れる「マス席」、そして「イス席」の3つから選ぶことができます。

※「溜席」での飲食・写真撮影はNG。5月に国技館で行われる「本場所」に関しましては、ローソンチケットでは「溜席」チケットのお取扱いはございません。あらかじめご了承ください。

国技館の座席の方向

 

正面……テレビと同じ方向で観戦できる。

向正面……行司の背中に当たる方向で観戦できる。

東……東の力士の背中の方向で観戦できる。

西……西の力士の背中の方向で観戦できる。

 

「マス席」は4人1枠として販売されていることが多く、靴を脱いでの相撲観戦ができます。よくテレビで行司の後ろに映っている観客席こそが「マス席」の一部分にあたります。

席では飲食OKで、さらには写真撮影も可能なので、相撲観戦を思う存分楽しめるのではないでしょうか。撮影はフラッシュなしで、横向きで撮るのがポイント。どの「マス席」でも土俵全体が撮れます。ただし、自撮り棒や三脚などを使った撮影は、他のお客様の迷惑となるので止めてください。「マス席」は、隣の人との距離が近いため、大きな荷物などはコインロッカーに入れておくことをおすすめします。

「イス席」は国技館2階にあたる部分となります。こちらも飲食OKで写真撮影も可能です。席は土俵の上から観る形になるので、全体図が観えやすい位置となります。「イスA席」のみ肘付きやテーブルが付いています。

相撲観戦マナーとかある?

 

他のお客様のご迷惑になるような行為は禁止。

商用目的の写真撮影は禁止。

取組中の座席移動ほか座椅子や帽子の持ち込みはご遠慮ください。

※詳しくは日本相撲協会の観戦契約約款にてご確認ください。

 

誕生して1500年以上続いている相撲の世界、いかがでしたか? ローソンチケットでは現在、4月と8月に行われる「巡業」と5月に行われる「本場所」のチケットのお取扱いをしています。家族や友達または恋人と一度、観戦してみてはいかがでしょうか。

 

大相撲 ※画像はイメージです

 

<大相撲 5月場所>※本場所

開催期間

5/13(日)~5/27(日)

時間

開場8:00~

場所

国技館(墨田区横綱1-3-28)

 

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<平成三十年春巡業>

大相撲堺場所

4/3(火) 堺市金岡公園体育館(大阪府)

大相撲宝塚場所

4/6(金) 宝塚市立スポーツセンター総合体育館(兵庫県)

大相撲刈谷場所

4/7(土) ウィングアリーナ刈谷(愛知県)

大相撲掛川場所

4/9(月) 東遠カルチャーパーク総合体育館さんりーな(静岡県)

大相撲雷電場所

4/11(火) 東御中央公園第1体育館(長野県)

大相撲上州高崎場所

4/15(日) 高崎アリーナ(群馬県)

大相撲八王子場所

4/21(土) エスフォルタアリーナ八王子(東京都)

 

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<平成三十年夏巡業>

大相撲魚津場所

8/2(木) ありそドーム(富山県)

大相撲三島旗挙げ場所

8/23(木) 三島市民体育館(静岡県)

 

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【国技館周辺地図】