女性芸術家がまだ少ない時代に、並外れた努力を重ねて名声を築いた上村松園(1875-1949)。若くして頭角をあらわした松園は、明治から昭和にかけて60年にわたって絵筆をとり、人物画の第一人者として独自の境地を拓きました。浮世絵などの古画を研究し、伝統芸能、古典文学などの豊かな知識をもとに描かれた、気品ある清澄な女性像の数々は、今日も観る者に深い感銘を与えます。上村松園が誕生して150年の節目を迎えることを記念して、本展では珠玉の作品群によってその画業をご紹介します。女性として初めて文化勲章を受章し、近代美術史に揺るがない足跡を残した松園芸術の真価をあらためてふり返る機会とします。
日程 |
2025/3/29(土)~6/1(日)
前期:3/29(土)~5/11(日)
後期:5/13(火)~6/1(日) |
開場時間 |
10:00~17:00(入場は16:30まで) |
会場 |
大阪中之島美術館 4階展示室 |
休館日 |
月曜日、5/7(水) ※4/28(月)、5/5(月・祝)は開館 |