映像で演劇を楽しむことを目的に、360度自由な視点で見られるVR演劇を製作、2021年2月に配信した本作を舞台化!
そのとき何を想い、何を伝え、何を選択するのか―
もしもある日突然、最愛の人が、別れを決意した相手が、子供ころからの友人が、息子が、そして自分自身が。倒れて、想いを伝えられなくなったら。意識はあるのに、会話ができなくなったら。本人の意思を確認できない状況で決断しないといけなくなったら。残酷な現実を突きつけなければいけなくなったら。この新型コロナウイルス感染症で私たちの生活は大きく変わりました。入院しても面会ができない現実。会って伝えられたことも今では簡単にできない。突然訪れる最期の場面でさえも叶わず、「あの時伝えておけばよかった」と・・・2022年withコロナの時代に、終末医療とどう向き合うのか?今注目のウォーリー木下が新たな試作で挑みます!
壁に包まれた病室。父と女医。それに僕の友人とが話をしている。体が動かない。何が起こったのか。
女医は淡々と「元通りになる可能性はないし、むしろ生き延びたことを奇跡だと思ってほしい」と話す。
なるほど、そういうことなのか。
奇跡的に意識が戻った後も、かろうじて動く眼だけで意思疎通の方法を採る。なにかと気にかけてくれる友人、そんな状態の前でかまわず女医を口説く父、戸惑う女医、そこへ離婚調整中の妻が面会にやってくる…。
原案・演出
ウォーリー木下
脚本
広田淳一
音楽
吉田能
出演
矢田悠祐 上口耕平 中村静香/松澤一之・彩吹真央
日程・会場
公演日 |
会場 |
2/17(木)~2/28(月) |
東京・博品館劇場 |
料金
未就学児入場不可
ご来場前に感染症対策の最新情報を公演公式HPでご確認ください。