どうも、ハイバイの岩井です。
今回の上演も、ハイバイの代表作となります。
毎度毎度「代表作」って言ってますが、本当にそうなので、信じていただければと思います。
「そんなに代表作ばっかりっておかしいやろ」。わかります。でも本当にそうなのです。
なぜなら、ある時期からハイバイは、というか僕は、新作を書くのをやめて、すでに上演した優れた作品を何年間というスパンでブラッシュアップしていくことに決めたのです。
「て」
「夫婦」
「おとこたち」
「ヒッキー・カンクーントルネード」
「ヒッキー・ソトニデテミターノ」
そして今回の作品「投げられやすい石」です。
上の五つの作品との違いは、唯一、僕自身の現実での出来事をモデルにしていない、というところでしょうか。でも、僕の中では、当時(2008年)の僕自身の世界や未来や自分に対する怒りが、これ以上生々しく描かれているものはないと思います。
人生ってなんなんすか。芸術ってなんなんすか。命ってなんなんすか。
もう今では僕の中に熱を持てなくなってしまったこれらのことを、これまた何年もかけて選び抜いた若く才能豊かな俳優たちによって、もう一回お気楽に考えたいと思います。
(WARE ハイバイ代表 岩井秀人)