演劇
ala Collection シリーズvol.10「坂の上の家」
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ala Collection シリーズvol.10「坂の上の家」
「紙屋悦子の青春」「海と日傘」と並び松田正隆の長崎三部作として90年代を代表する名作が、現代演劇の旗手・高橋正徳の演出で蘇る何気ない日常を通して静かに訴える「言われなき戦争被害」と「家族の再生」の物語
長崎出身の劇作家・演出家の松田正隆氏による長崎三部作のひとつ。多くの劇団によって繰り返し上演されていた90年代の日本の演劇シーンを代表する作品を現代演劇の旗手・高橋正徳の演出でお届けします。
何気ない日常的な会話によって「家族の再生」が立ち上がる<静かな演劇>の代表作。家族喪失の時代に衝撃を与えた笑いと涙の誰でも楽しめる傑作をお楽しみください。
<作品解説>
新作主義の日本演劇界で消費され続ける戯曲に対して、あえて過去の優れた戯曲に焦点を当て、リメイクして作品を再評価するala Collectionシリーズ。
シリーズ10作目となる「坂の上の家」(第1回OMS戯曲賞大賞受賞)は、長崎出身の劇作家・松田正隆による「長崎三部作」の第二作目にあたり、「紙屋悦子の青春」、「海と日傘」(第40回岸田國士戯曲賞受賞、第2回OMS戯曲賞特別賞受賞)とともに繰り返し上演されてる90年代の日本の演劇シーンを代表する作品です。
何気ない日常的な会話によって家族の温もりが立ち上がる<静かな演劇>の代表作を、家族関係さえも希薄になりつつある今、ふたたび上演します。
<ala Collection シリーズとは?>
アーチスト・イン・レジデンスを基軸として、第一線で活躍する俳優・スタッフが可児市に滞在しながら作品を制作し、可児市から全国に発信する質の高い作品づくりを目指しています。
このシリーズは、可児市で稽古を重ねた後、当地での公演、東京公演、その後に全国公演へと、可児市から全国へ演劇を発信し、一極集中の日本の演劇界に対して、新しい演劇の波を地方から起こしていくプロジェクトです。
<あらすじ>
長崎洪水で父母と死別しながらも坂の上に建つ家で暮らす三人の兄妹。お盆をひかえた精霊流しの夏の日を背景に、いつもの生活、いつもの食卓。しかし、そんな日常に小さな風が吹く。兄の幸一が大事な人を連れてくるという―。そして、兄が連れてきた陽子は原爆症であった。夏の終わりの小さな家族の数日間を描き、私たちがどこかに置き忘れてしまった「きずな」と「家族の再生」を淡々と舞台に綴ります。
作:松田正隆
演出:高橋正徳
出演:亀田佳明 鈴木陽丈 石丸椎菜 大野香織 陰山泰
