世界最大級ミニチュア施設 SMALL WORLDS TOKYO(スモールワールズTOKYO)
誰もがミニチュアの世界を没入体感! 1人ひとりの物語が紡がれていく「もう1つの世界」へ
ミニチュア・テーマパーク「SMALL WORLDS TOKYO」(以下、スモールワールズ TOKYO)が2020/6/11(木)にグランドオープンしました。
東京・有明にある物流倉庫をリノベーションした館内で、総面積数はなんと8,000平方メートル。畳で換算すると約4,500枚ほどの広さとなります。屋内型ミニチュア・テーマパークとして世界最大級を誇るスモールワールズ TOKYO。一体どんなところなのか? 早速行ってみました。
子どもも大人も魅了されるミニチュアの世界!!
ミニチュアの世界は奥が深い
実は今ミニチュアの世界が注目されているのをご存じでしょうか? 例えば公園や学校など身近にある用品や少し懐かしいグッズなどのミニチュアグッズが、おもちゃ売り場や雑貨屋で販売されています。またカプセルトイにも登場しており、このミニチュアグッズは子どもたちがというよりも、大人たちがハマっていることが多く「大人買い」をしている人もいるようです。購入して収集したミニチュアグッズをインテリアとして飾る人もいれば、自分オリジナルで作る人も多くいます。SNSのInstagramでは「miniature(ミニチュア)」で検索したところ458万件がヒット、動画サイトYoutubeでは「miniature(ミニチュア)」と検索すると、まるで小人が食べるかような小さなサイズのご飯の作り方を紹介するミニチュアの「フード」や、ミニチュア模型の作る行程を紹介する「DIY」といった多数のジャンルが確立されているほど人気を博しています。
そんな子どもから大人までをも夢中にさせるミニチュアの世界。日本屈指のクリエイターをはじめ、模型製作に携わるプロ集団が本気を出して作った施設がスモールワールズ TOKYOです。見ごたえは十分! しかしそれだけではなく、同施設には多くの魅力が詰まっています。
最大の魅力は圧倒的な没入感! 見て楽しむから体験できる空間へ
メインフロア スモールワールズ TOKYO エリアマップ ©SMALLWORLDS
館内のメインフロアには「宇宙センターエリア」「世界の街エリア」「関西国際空港エリア」「『美少女戦士セーラームーン』エリア」「『エヴァンゲリオン』 格納庫エリア」「『エヴァンゲリオン』 第3新東京市エリア」の6つのエリアで展示されており、それぞれの世界を楽しむことができます。
同施設の開館にあたり、日本を代表するクリエイターの金子辰也さんや河森正治さんと共に、国産メーカー出身の実績あるエンジニアたちが参加しています。そのため日本ならではの精巧な技術と先端テクノロジーが融合した“動くミニチュア世界”が実現しました。この“動くミニチュア世界”がスモールワールズ TOKYOの魅力の1つとなっています。
打ち上げ台への移動するロケット。緻密な設計ではないと傾斜移動は難しく、最悪ロケットが倒れてしまうのだそうです
メインフロア入口付近にある「宇宙センターエリア」では、1日に約48機のロケット打ち上げが見られます。1970年代の宇宙センターをモデルにデザインされたエリアでは、サターンロケットVが打ち上げられるのですが、発射台へと移動する様子は見ていてワクワクしてしまうほど。というのも「宇宙センターエリア」をはじめ、各エリアには『3Dサウンド』が設置されており、こちらでは打ち上げを見に来ている観衆の声や、ミッションコントロールセンターから伝わる指示の声などが聞こえてくるので「いよいよロケットが発射するぞ!」と気持ちが盛り上がります。また、立つ位置によって聞こえてくる音が違うので自分も観衆の1人になったかのような息吹を感じさせます。
さらに打ち上げも現実世界さながら! 打ち上げに起こる煙や地響きなどの演出に思わず見入ってしまい、よりその世界観へと没入してしまいます。
ミニチュアとはいえ、自分の目線ほどの高さにあるロケットを倒れることなく、打ち上げ台へと移動させるには、精巧な技術がなければできません。1つのギミックを見ただけでもいかに緻密に作られたか、そのレベルの高さがうかがえます。
青く光るボタンを押すと仕掛けが動きます。画像のボタンは「ちびっこドラゴン」と書かれていました。押してみると……
また、スモールワールズ TOKYOでは自分の手で「ミニチュアを動かせる」といった体験をすることができます。こちらも魅力の1つで、各エリアにある青く光るボタンを押すと目の前の仕掛けが動きます。どんな仕掛けがあるかは行ってみてからのお楽しみ。
全エリアには踏み台とスロープが設置されています。小さな子どもでも安心して見られるほか、
踏み台に腰かければミニチュアの街並みと同じ目線で見ることができ楽しめます
「関西国際空港エリア」内にあるラウンジ(有料)。設置されているソファは実際に関西国際空港で使用されているものと同じなのだそうです
「関西国際空港エリア」では、30分間隔で飛行機の発着陸が見られます。また実際の空港では撮影することができない角度から飛行機などを撮ることも楽しみ方の1つです。さらにこのエリアには、飛行機を待つ間に利用する空港ラウンジが再現されています。利用する際には別途入場料500円(ワンドリンク付き)がかかりますが、まるで空港さながらに飛行機の発着陸を見て優雅なひと時を過ごすことができるので、一度は体験しておきたいエリアです。
最新鋭の3Dスキャナーで自分自身を撮影。約2週間ほどで作成され、お好きなエリアに“住む”ことができます
スモールワールズ TOKYOの最大的特徴であり、新しいエンターテインメントとして掲げる「各エリアの世界に住む」という参加型体験プログラムがあります。こちらは年間パスポートチケットの1種で「住民権付きフィギュア・プログラム」というもの。自分自身のミニチュアを作成し、好きなエリアへ住むことができます。「見て楽しむ」と同時に「住んで楽しむ」といった新テーマパーク体験です。
魅力としては自分が気に入ったエリアに自らのフィギュアを置くことで、その世界に関われる楽しさが味わえます。また1/35サイズの自分のフィギュアがご自宅に持って帰れることも嬉しいです。様々なキャラクターのフィギュアは数多くありますが、自分オリジナルのフィギュアはスモールワールズ TOKYOで作成されるなら世界で2つだけです。しかも自身のフィギュアを日本屈指のクリエイターたちの手によって作成されるので、クオリティは保証されています。
※ローチケでは「住民権付きフィギュア・プログラム(年間パスポート付)」のお取り扱いがございません。詳細は公式ホームページにてご確認ください。
館内にある球体状ランプはフォトスポットを表しています。フェイスライトとして利用することで
フォトジェニックな1枚が撮れます。ライトを月として表現しても映えます
館内は、スマホやカメラでの静止画・動画撮影が可能です。各エリアには球体状の照明が点在しています。これはフォトスポットのマークとして設置されていますが、フェイスライトとしても利用できます。
さらに各エリアでは昼と夜が30分おきに巡る仕組みとなっています。こちらは単に昼夜が切り替えるのではなく、朝昼夕方夜と1日が流れるリアルさがあります。昼に映える世界や、夜は違った顔を見せる街などがあるので、各エリアで1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
スモールワールズ TOKYOの住人からの挑戦状とは?
さらに、謎解きイベントの開催をはじめ「ミニチュア作りワークショップ」や「探究プログラム・モノづくりワークショップ」などが体験できるワークショップ「WORLD Lab」がメインフロアにあり1日中楽しめます。
グッズショップ「Souvenir shop」では限定グッズも販売しています
グッズショップ「Souvenir shop」では『エヴァンゲリオン』や『セーラームーン』の限定コラボグッズのほか、スモールワールズ TOKYOオリジナルグッズに1日フリードリンク券付きグッズといったお得なグッズも販売されています。
なお、グッズショップの近くには大きな窓があり、施設の外を見ることができます。そこが開放感あふれていて、また見える建物が「これもミニチュア一部なのではないか?」と錯覚を起こしてしまうほどなので一度は見てほしい景色です。
スモールワールズ TOKYOはお客様が参加して、体験をすることで世界が完成していく
グランドオープン前の会見にてスモールワールズ TOKYOの近藤正拡代表取締役社長は「私たちが作った世界は、まだ街としても、模型としても完成していないんです。お客様たちに来ていただいて、ミニチュアとして参加し、体験していただくことでスモールワールズは完成していきます」と話していました。
来場したお客様が参加することで各エリアの街が作り上げていき、完成へと繋がっていく。1人ひとりの物語が紡がれていく「もう1つの世界」スモールワールズ TOKYO。ちょっと旅行へ行ってみる気分で、また、疲れた心を癒しに「もう1つの世界」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。行ってみたら何かを発見できるかもしれません。
スモールワールズ TOKYOはゆりかもめ線 有明テニスの森駅から徒歩3分、または、りんかい線 国際展示場駅から徒歩9分のところにあります。
スモールワールズ TOKYO独自の新型コロナウイルス感染症対策「Fight back COVID-19」
『スモールワールズ TOKYOでは、「Withコロナ時代」におけるエンターテインメント施設のモデルとなるべく、独自の新型コロナウイルス感染症対策「Fight back COVID-19」を掲げ、徹底したコロナ対策を講じています。
「密集」「密閉」「密接」「入れない」「うつらない」「うつさない」の各視点から、来場する私たちが安心して楽しめるよう様々な対策をされています。
ご来場の際はマスク着用をお忘れなく。
→スモールワールズ TOKYO独自の新型コロナウイルス感染症対策「Fight back COVID-19」
施設概要
SMALL WORLDS TOKYO
所在地
東京都江東区有明1-3-33有明物流センター内
公式ホームページ
https://www.smallworlds.jp/ ※外部サイトへ移動します
【そのほかの画像】館内の様子
宇宙センターエリア
1/80サイズのロケットです。打ち上げが定期的にあります
世界の街エリア
どの世界に行っても色んな物語が詰まっています
関西国際空港エリア
実際の空港では撮ることのできない角度から空港と飛行機が撮れます
©SMALLWORLDS ©Naoko Takeuchi ©khara
(文・写真:工藤明日香/ローソンチケット)
【SMALL WORLDS TOKYO 周辺地図】