阪神・淡路大震災から30年の取り組みのひとつとして「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」を開催いたします。
ポスト印象派を代表するオランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)。現代でこそ世界的に高い人気を誇り、唯一無二ともいえる存在感を放つ画家ですが、その人生は困難の連続でした。深い苦悩に満ちた日々の中で、彼は困難に立ち向かう強さ、そして癒しと安らぎを芸術に見出します。私たちがファン・ゴッホの作品に魅了されるのは、作品のもつ美しい色彩や描かれたテーマだけではなく、そこから伝わる彼の苦難や絶望、そして喜びに心が揺さぶられるからではないでしょうか。
オランダのクレラー=ミュラー美術館は、ファン・ゴッホの作品を数多く所蔵しています。その質の高いコレクションは、偉大な収集家ヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)が生涯をかけて築き上げたものです。本展では、その珠玉のコレクションから傑作《夜のカフェテラス》をはじめとする 作品の数々が来日します。
2025年は阪神・淡路大震災から30年という節目の年です。本展が皆様の心に寄り添い、そ してファン・ゴッホの芸術のすばらしさに触れる機会となることを願っています。
また、本展覧会開幕から2年後の2027年に、ファン・ゴッホの名作《アルルの跳ね橋》を含む展覧会の神戸開催に向け取り組んでいます。
日程 |
9/20(土)~2026/2/1(日) |
開館時間 |
9:30~17:30(金曜と土曜は20:00まで)
※最終入場は各30分前まで |
会場 |
神戸市立博物館 |
休館日 |
月曜日、12/30(火)~2026/1/1(木)
※ただし、月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館 |