特別展 古地図からひろがる世界-南波松太郎・蒐集70年の軌跡-
神戸市立博物館は、日本屈指の質と量を誇る古地図コレクションを所蔵しています。その礎の一つが、南波松太郎コレクションです。
南波松太郎(1894-1995)は大阪の生まれ。生来、なんでも集めることが好きであった南波は、旧制中学校の同級生であった秋岡武次郎(1892-1975)に誘われて、大正時代末頃から古地図の蒐集をはじめました。その生涯をかけて形成したコレクションの総数は、10,000点を超えるとみられます。このなかには、当館でははじめて紹介される江戸時代の航路図「東亜航海図」(江戸時代、17世紀)や「江戸幕府撰享保日本総図」(享保13年[1728]以降)の写本など、数々の優品が含まれます。古地図をこよなく愛した南波松太郎を偲ぶとともに、その幅広いコレクションの魅力に触れる機会となれば幸いです。
日程 |
2025/2/1(土)~3/23(日) |
開館時間 |
9:30~17:30
金・土曜日は20:00まで
※展示室への入場は閉館の30分前まで |
会場 |
神戸市立博物館(神戸市中央区京町24番地)
3階特別展示室1、2階南蛮美術館室
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休館日 |
月曜日(ただし2/24(月・振休)は開館)、2/25(火)
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<同時開催>
特別展 日本銅版画 30の極み
日本の版画は、浮世絵版画に代表される木版画が広く知られていますが、これとはまったく異なる表現美をもつ銅版画も長い歴史があります。特に天明3年(1783)に司馬江漢が開発した腐蝕銅版画(エッチング)は、その細密な技法で一世を風靡し、幕末から明治にかけて近代的な版画表現を先導する存在になりました。
神戸市立博物館には、屈指の質量をほこる日本製銅版画コレクションがあります。本展ではその優品と、めったに紹介されることのない逸品30点を厳選し、肉眼では確認できないような細部まで、その魅力を深掘りして紹介します。
日程 |
2025/2/1(土)~3/23(日) |
開館時間 |
9:30~17:30
金・土曜日は20:00まで
※展示室への入場は閉館の30分前まで |
会場 |
神戸市立博物館(神戸市中央区京町24番地)
2階特別展示室2
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休館日 |
月曜日(ただし2/24(月・振休)は開館)、2/25(火)
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