印象派の巨匠クロード・モネ
日本初公開作品7点を含むおよそ50点が春の京都に集う、究極のモネ展。
大画面の〈睡蓮〉に包まれた、風景の中へ。
印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)は、光と色彩をとらえる鋭敏な眼によって、自然の移ろいを画布にとどめました。しかし後年になるにつれ、その芸術はより抽象的かつ内的なイメージへと変容してゆきます。
モネの晩年は、最愛の家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代でもありました。そのような中で彼の最たる創造の源となったのが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池に、周囲の木々や空、光が一体と映し出されるその水面でした。そして、この主題を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす“大装飾画”の構想が、最期のときにいたるまでモネの心を占めることになります。本展の中心となるのは、この試行錯誤の過程で生み出された、2mを超える大画面の〈睡蓮〉の数々です。
今回、パリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開作品含むおよそ50点が来日。さらに日本各地に所蔵される作品も加え、モネ晩年の芸術の極致を紹介します。日本では過去最大規模の〈睡蓮〉が集う貴重な機会となります。
【マルモッタン・モネ美術館】
パリ16区の閑静な住宅街にあるマルモッタン・モネ美術館は、<睡蓮>の連作や印象派の名前の由来となった≪印象・日の出≫など、モネの重要作品を多数所蔵。モネの死後、それらの作品は、息子のミシェルが相続したが、1966年に他界。マルモッタン美術館はミシェルの継承したコレクションを譲り受け、画家の名を冠して、「マルモッタン・モネ美術館」となった。
日程 |
2025/3/7(金)~6/8(日) |
開場時間 |
10:00~18:00(入場は閉場の30分前まで)
※変更になる場合がございます |
会場 |
京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階・南回廊1階 |
休館日 |
月曜日 ただし祝日の場合は開館 |
※開館時間、休館日などは今後の諸事情により変更する場合があります。最新情報は
公式サイトでご確認ください。