2024年6月23日(日)まで、兵庫県立美術館ギャラリー棟で開催中「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」。
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
踊る人?これは犬?そんなどこか不思議でポップな絵を見かけたことはありませんか?
1980年代、ニューヨークを軸に世界中で活躍したキース・ヘリングというアーティストの作品です。
Photo by ©Makoto Murata
中村キース・ヘリング美術館蔵
キース・ヘリング(1958-1990)
アメリカ北東部ペンシルベニア州に生まれる。1980年代初頭にニューヨークの地下鉄駅構内で、使用されていない広告板を使ったサブウェイ・ドローイングと呼ばれるプロジェクトで脚光を浴びる。アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアと共にカルチャーシーンを牽引し、国際的に高い評価を受ける。日本を含む世界中での壁画制作やワークショップの開催、HIV・エイズ予防啓発活動や児童福祉活動を積極的に展開したことでも知られる。90年にエイズの合併症により31歳で死去。
Photo by ©Makoto Murata
中村キース・ヘリング美術館蔵
★第1章 公共のアートより「サブウェイ・ドローイング」
キース・ヘリングが世間に注目されるきっかけになった「サブウェイ・ドローイング」。ニューヨークの地下鉄駅構内で数分のうちに作品を描き上げ、急ぎ足でまた別の駅に向かいました。
「アートはみんなのために」がキース・ヘリングの信条。美術館やギャラリーなど、アートを見にくる前提の人たちだけでなく、人種や階級に関わらずたくさんの人たちに作品を見てもらいたい、アートに触れてもらいたい。そんな思いからプロジェクトが始まりました。地下鉄から瞬く間にニューヨーカーを魅了、その人気は世界へと広がり、今日に至ります。
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
なんと今回の展覧会では、ニューヨークから日本初公開のサブウェイ・ドローイング作品5点が来日!大事に保管していた個人コレクターの協力で貴重な作品が見れちゃいます!広告板から作品が破れないように頑張って剥がした跡が随所に見える作品たちは注目ポイント!さらに、展示室の壁面にはニューヨークの地下鉄駅のタイル壁をイメージした演出で遊び心も。BGMにも耳を傾けて、じっくりご覧ください。
★第2章 生と迷路より
神戸展のメインビジュアルに選ばれた作品が展示されているこちらのエリア。写真だと少し分かりづらいですが、作品がなんだか不思議な色に見えませんか?この作品たちには蛍光インクが使われていて、ブラックライトにより光を放ちます。展示室でもブラックライトを使用しており、光り輝く作品をご覧いただけます!
★展覧会グッズもお楽しみ!
キース・ヘリングといえば!展覧会グッズもお楽しみです。展覧会のために制作されたオリジナルグッズをはじめ、アパレル商品も大集合!
普段はなかなか手に入れにくい商品もあるので、隅々までぜひご覧ください!
きっと「みたことある~!」が大集合する展覧会!キース・ヘリングが作品に込めた思いを、ぜひ体感しにお越しください!