見どころ 一作家による二ヶ月間、連続開催の大型個展一
「石川九楊大全」は、書表現により時代を反映した作品を書き続けてきた石川九楊の創作の全容を明らかにする連続展です。現在における「書く」行為とその先に見えてくるものを問う、大規模展覧会となります。 本展では、作品の全容を展示するために会期をひと月ごとに分け、展示作品を全面的に入れ替えた、2つの異なる展覧会を開催します。 6月開催の【古典篇】では「歎異抄」「源氏物語」や「徒然草」、中国の「李賀」の詩など古典に取り組んだ作品や、「千字文」を盃1,000枚に綴った「盃千字文」などが並びます。7月開催の【状況篇】では現代作家や自作の詩文の言葉を書いた作品を展覧いたします。
多数の未発表作品の展示
2017年に上野の森美術館で開催された「書だ!石川九楊展」では展示することのできなかった作品や、「妻を語る」シリーズ、「河東碧梧桐109句選」、「戦後史編」シリーズなどの新作を多数出品いたします。
会期 |
2024/6/8(土)~2024/7/28(日)
※会期中の展示替えについては、「古典篇」と「状況篇」とで全作品を掛け替えいたします 【古典篇】 遠くまで行くんだ / 会期:2024/6/8(土)~2024/6/30(日) 【状況篇】 言葉は雨のように降りそそいだ / 会期:2024/7/3(水)~2024/7/28(日) |
開館時間 |
10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで) |
会場 |
上野の森美術館(東京・上野公園) |
休館日 |
2024/7/1(月)、2024/7/2(火) |
石川九楊 講演会「書は文学である」
開催日時 |
2024/7/7(日)開演18:00(開場17:30) |
会場 |
上野精養軒 桜の間 |
出演 |
石川九楊 ※筆蝕論の総仕上げ『悪筆論』を語ります |