イベント

空間と作品展

2024.10.9(水) - 2024.10.14(月)
東京都
マリー・ローランサン

開催概要

美術館の展示室に整然とならぶ美術品、それらは、今日誰もが鑑賞することのできる公共的なものとなっています。ですが、その美術品が生まれた時のことを振り返ると、それは邸宅の建具として作られたり、プライベートな部屋を飾るためにえがかれたりと、それを所有する人との関係によって生み出されたものであることが分かります。また、時を経る間に、何人もの手を渡り、受け継がれてきたものもあります。この展覧会では、モネ、セザンヌ、藤田嗣治、岸田劉生、琳派による作品や抽象絵画まで、古今東西、様々な分野の作品からなる石橋財団コレクション約130点によって、美術品がどのような状況で生まれ、どのように扱われ、受け継いでこられたのか、その時々の場を想像し体感してみます。

【出品作家】*五十音順
青木繁、アンリ・マティス、エットレ・ソットサス、エドゥアール・マネ、円空、岸田劉生、草間彌生、クロード・モネ、黒田清輝、コンスタンティン・ブランクーシ、佐伯祐三、ザオ・ウーキー、酒井抱一、ジャクソン・ポロック、鈴木其一、豊臣秀吉、パウル・クレー、パブロ・ピカソ、ピート・モンドリアン、ピエール=オーギュスト・ルノワール、ピエール・ボナール、藤田嗣治、フランソワ・ポンポン、ポール・セザンヌ、円山応挙、ロバート・ライマン、他


日程 7/27(土)~10/14(月・祝)
開館時間 10:00~18:00(祝日を除く金曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
会場 アーティゾン美術館
休館日 月曜日(8/12(月・祝)、9/16(月・祝)、9/23(月・祝)、10/14(月・祝)は開館)8/13(火)、9/17(火)、9/24(火)

見どころ

1)空間演出
本展のテーマは、美術品が在ったその時々の場を想像し、体感してみることです。来場者が自身でイメージを膨らませることができるよう、展示空間を演出します。江戸時代の人たちはこのように襖絵を見ていたのでは、という照明を照明家の豊久将三氏に、自分だったらこんな美術品に囲まれてリビングでくつろぎたい、という夢想空間をインテリアスタイリストの石井佳苗氏の協力もえて、設けてみます。

2)3タイプの鑑賞方法
今回の展示では、当館の前身であるブリヂストン美術館時代から築き上げてきた貴重な学芸資料を見ることができます。QRコードをご自身のスマホで読み込み、資料にアクセスいただきます。会場限定でのご紹介です。また、会場では作品のひと言解説を付す他、ご自身のスマホに当館のオリジナルアプリをダウンロードいただくことで無料の音声ガイドもお楽しみいただけます。

3)様々な初公開作品
本展は3フロアすべてをコレクションで埋め尽くす、バラエティ豊かな作品展示となります。収蔵作品はもちろんのこと、アーティゾン美術館で初公開となる作品もお披露目します。ミニマリズムの画家として知られるロバート・ライマンの大型作品や、イタリアのデザイン界を代表するエットレ・ソットサスの家具に、豊臣秀吉の書翰(しょかん)など、おなじみの名品だけではない石橋財団コレクションの一面もご覧いただきます。

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