特別デジタル展 「故宮の世界」とは
中国の首都北京の中心に位置する故宮博物院は、往時の姿を伝える壮麗な建築群を有し、186万件以上のすぐれた美術品を所蔵する博物館です。かつては紫禁城と呼ばれ、500年にわたり中国を統治した明・清の両王朝で、歴代皇帝が国を治める拠点として造営された壮麗な宮殿でもありました。
2022年は、日中国交正常化50周年の節目の年となります。これを記念し、東京国立博物館と故宮博物院、そして両者と10年以上にわたり文化資産のデジタル化に関する研究を行ってきた凸版印刷が、紫禁城をテーマにした特別デジタル展を共同で開催いたします。
本展では、最先端のデジタル技術を活用した文化財展示の新たな可能性に挑戦。VR(バーチャル・リアリティ)によって再現された清王朝最盛期の紫禁城での散策、高精細3D(三次元)データで眼前に現れた珠玉の工芸品のデジタル鑑賞、超大画面シアターに投影された青緑山水の傑作「千里江山図巻」の画中への旅行体験などのコーナーを通じて、中国美術の奥深さを紹介。さらに、東京国立博物館が所蔵・管理するコレクションの中からセレクトした、歴代皇帝や宮廷にゆかりのある文化財を展示し、華麗な中国文化の精粋、故宮博物院の多彩な魅力を紐解きます。
詳しい見どころは、公式ウェブサイトをご覧ください。
会期 |
2022/7/26(火)~2022/9/19(月・祝) |
会場 |
東京国立博物館 平成館 特別展示室第1室・第2室 |
開館時間 |
9:30~17:00
(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 |
月曜休館 ※ただし8/15(月),2022/9/19(月・祝)は開館 |