大阪府藤井寺市出身で、現在にいたるまで大阪を拠点に活動する絵本作家、長谷川義史。グラフィックデザイナーとして活動を始め、手がけた劇団のポスターが編集者の目に留まり、2000年に絵本作家デビュー。これまでに150冊以上の絵本を手がけています。
長谷川の絵はダイナミックな筆づかいで描く手描きの印象の強さと、ちょっとユニークな登場人物が特徴です。また、オチのある展開と、ふるさとである大阪や家族を題材にした物語には思わずくすっとしたり、ほろりとさせられる一方で、作家自身も真摯に向き合う戦争や震災を題材にした作品には、身のまわりにある幸せについて改めて考えさせられます。
創作は紙の上にとどまらず、全国各地での絵本ライブや10年に渡りテレビ番組のコーナーに出演するなど、幅広く活動しています。それでも、原点にある思いは一緒。いずれにも共通するのは「世界中のみんなが笑っていてほしい、幸せであってほしい」という願いです。
本展では著作絵本などの原画を中心に、イラストレーションやスケッチ、立体作品など約200点を展示。「絵本作家・長谷川義史」のこれまでの創作の軌跡と魅力を余すところなく紹介するとともに、長谷川の創作のもととなる「笑いと平和」の思いを紹介します。
会期 |
9/17(土)~10/3(月) |
会場 |
大丸ミュージアム<京都> 大丸京都店6階 |
開場時間 |
10:00~18:30(19:00閉場) 最終日は16:30まで(17:00閉場) ※初日9/17(土)は、13:00開場。 |