奈良県桜井市にある聖林寺の国宝 十一面観音菩薩立像は天平彫刻の名品で、日本を代表する仏像のひとつです。法隆寺の国宝 地蔵菩薩立像などとともに、江戸時代までは同市の大神神社(おおみわじんじゃ)にありました。
大神神社は本殿を持たず、三輪山(みわやま)を拝む自然信仰をいまに伝えますが、奈良時代以降には仏教の影響を受けて神社に付属する寺(大神寺(おおみわでら)、後に大御輪寺(だいごりんじ)に改称)や仏像がつくられました。
本展では、大御輪寺にあった仏像や大神神社の自然信仰を示す三輪山禁足地の出土品なども展示します。十一面観音菩薩立像が奈良国立博物館で展示されるのは、1998年の特別展「天平」以来24年ぶりとなります。比類なき美しさをご覧ください。
| 会期 |
2022/2/5(土)~2022/3/27(日) |
| 会場 |
奈良国立博物館 東新館 |
| 開館時間 |
9:30~17:00
※2022/2/7(月)・21(月)・28(月)、3/22(火)は休館。
※入館は閉館30分前まで。
※毎週土曜日は19:00まで開館。
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