ピート・モンドリアン(1872-1944)生誕150年を記念し、オランダのデン・ハーグ美術館所蔵品を中心としたモンドリアン作品50点あまりと国内外美術館から借用する関連作家作品を展示する、日本では23年ぶりの「モンドリアン展」。
初期のハーグ派様式の風景画にはじまり、象徴主義や神智学の影響を受けた華やかな作品群からキュビスムを取り入れた画法への展開など、モンドリアンの作風は変化に富んでおり、彼がたびたび描いた風車、灯台、砂丘、聖堂、花や木々は、時代ごとに豊かなヴァリエーションを示している。今回デン・ハーグ美術館他から借用するモンドリアンの作品は、初期から晩年の作品までを幅広く含んでおり、作風の変化を辿りながらモンドリアンが切り開いた抽象表現の先進性を改めて確かめる機会とする。
あわせて、モンドリアンが打ち立てた「新造形主義」を基軸として活動したデ・ステイルの主導者テオ・ファン・ドゥースブルフやヘリット・トーマス・リートフェルトら関連する作家の作品展示をとおして同時代における抽象表現の広がりや、そのなかでのモンドリアンの重要性を確認する。
会期 |
2021/7/10(土)~2021/9/20(月・祝) |
会場 |
豊田市美術館 |
開館時間 |
10:00~17:30
(入場は17:00まで) |
休館日 |
月曜日(2021/8/9、9/20は開館) |