古代エジプト神話の世界へ
《ジャッカルの姿をしたアヌビス神像》
前1550~前1070年頃
© Staatliche Museen zu Berlin,
ÄgyptischesMuseum und Papyrussammlung / S. Kitai
国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話
世界の始まりは混沌とした原初の海「ヌン」であった。
その海から、すべてのものが生まれ、育まれた。
しかし、世界の終りがやってくると、すべてのものは再び原初の海へ飲み込まれていく…。
古代エジプトの神話には、このように壮大な生と死のサイクルが描かれていたことをご存知でしょうか?
本展では、そんな古代エジプト人が信じた「天地創造と終焉の物語」を、ドイツ・ベルリンにある、「ベルリン国立博物館群エジプト博物館」のコレクションの中から選りすぐった約130点の作品で展覧いたします。
展示構成は、第1章「天地創造と神々の世界」第2章「ファラオと宇宙の秩序」第3章「死後の審判」というテーマで、古代エジプトにおいて世界はどのように生まれたと考えられていたか、日本では単なる王様という印象を持たれていることが多いファラオが担った最重要の役割とは何だったのか、そして、古代エジプトの人々は死後どのようになると信じていたのか、をご紹介いたします。
《パレメチュシグのミイラ・マスク》
後50~後100年頃
© Staatliche Museen zu Berlin,
Ägyptisches Museum und Papyrussammlung / M.Büsing
また、各章で異なった空間演出を施すことで、古代エジプト時代の雰囲気を味わっていただくと共に、オリジナルアニメーションで古代エジプト神話の一部を紐解きます。オリジナルアニメーションの主役は、大人気俳優の荒牧慶彦さんが扮する「アヌビス」。皆さまが古代エジプト世界で迷子にならないよう、しっかりとご案内いたします。
さぁ、かつてない古代エジプト神話の世界を、どうぞお楽しみください。
| 会期 |
2021/4/17(土)~2021/6/27(日) |
| 会場 |
京都市京セラ美術館 |
| 開館時間 |
9:00~19:00
(展示室への入場は閉館の30分前まで) |
| 休館日 |
毎週月曜日(祝日の場合は開館) |