■花魁
約1,000匹の金魚が泳ぐ、アートアクアリウムを代表する作品『花魁』。巨大金 魚鉢の大きさは、高さ2.4m・最大直径2mにもなり、江戸の遊郭を表現していま す。乱舞する金魚は、花魁とそれを目指す女たちを金魚鉢はその中でしか生きる ことのできない世界を意味しています。金魚鉢が七色に変化するライティング は、江戸花街の艶やかさを演出しています。
■大奥
「花魁(Oiran)」の流れをくむ巨大金魚鉢シリーズの大作。金魚を愛でる文化が花 開いた江戸を象徴する“大奥”を表現した、幅約 3mにわたる複合的な作品です。多くの女 性が自らの美を競い合う豪華絢爛な世界を表しています。そして、美と艶を輝かせながら も、どことなく儚げな生き様を、妖艶に泳ぐ金魚と重ね合わせています。
■大政奉還金魚大屏風
大政奉還は日本の歴史において 様々な影響を与え、芸術の世界も大きな転換期を迎えました。「大政奉還金魚大屏風」では、 日本の美術史の移り変わりを表現したプロジェクションマッピングによる動く屏風絵を屏 風型のアクアリウムに投射し、その中を金魚が優雅に泳ぎます。映像は、大政奉還の時期 とその前後の時代というように、3 つの時代のテーマで創り、大政奉還がもたらした日本の 芸術への影響が理解できる、幅約 7.8m にもおよぶ 18 連ビョウブリウムの大型作品です。