どこでもないどこかへ。
ショーン・タンは、約5年におよぶ制作期間を経て、2006年に移民をテーマにしたグラフィック・ノベル『アライバル』を発表しました。
テキストを使わずに緻密にイメージを組み立ててつくり上げたこの物語は、すぐさま国境を越えて世界中の人々を驚かせました。
本展は、タンの全面的な協力のもとに開催される日本初の大規模な個展です。彼が最初に絵と文を手がけた絵本『ロスト・シング』から最新作までの原画と習作のほか、スケッチ、映像作品、変な生き物をかたどった立体作品も含め約130点の作品を展示し、彼がつくる奇妙で懐かしい世界をたっぷり紹介します。本展開催を記念して、タン本人が九州をイメージしたスケッチの描き下ろしを制作。本展会場のみ、その原画も展示します。
会期 |
2020/12/12(土)~2021/1/31(日) |
会場 |
北九州市立美術館分館(リバーウォーク北九州5F) |
開館時間 |
10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 |
2020/12/29(火)~2021/1/3(日) |