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【新宿LOFTオープン20周年記念企画②】松田”CHABE”岳二[LEARNERS]×ファーストサマーウイカ、プー・ルイ[BILLIE IDLE(R) ]インタビュー！

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【新宿LOFTオープン20周年記念企画②】松田”CHABE”岳二（LEARNERS）×ファーストサマーウイカ、プー・ルイ（BILLIE IDLE?）インタビュー！

新宿LOFTオープン20周年記念イベントの一環として、LEARNERSとBILLIE IDLEのツーマンライブが6月12日(水)、東京・新宿LOFTで開催される。

オールディーズやガールズ・ポップ、スカなどを取り入れたグルーヴィーなロックンロールで1940～70年代のナンバーのカヴァーを数多く発表するLEARNERSと、「ネオ 80's」をテーマにNIGO(R)プロデュースによるニューウェイブやパンクの要素を取り入れた楽曲を展開するBILLIE IDLEのツーマンライブということで、大きな注目を集めている。

そこで、今回はLEARNERSの松田”CHABE”岳二とBILLIE IDLEのファーストサマーウイカ、昨年電撃加入したプー・ルイの3名による鼎談を実施。意外なかたちで繋がる共通点や新宿LOFTへの愛着など、和気藹々とした音楽談義をお楽しみに。

気が引き締まるライブハウス

松田”CHABE”岳二（LEARNERS）×ファーストサマーウイカ、プー・ルイ（BILLIE IDLE(R)）インタビュー！

ーーLEARNERSとBILLIE IDLEの共演は今回のライブが初めてですよね?

松田“CHABE”岳二（以下、チャーベ）「そうですね。ウイカさんとは何度か話したことはあるんだけど、ライブでご一緒するのは初めてですね」

ファーストサマーウイカ（以下、ウイカ）「まだ、BILLIE IDLEどころかBiSにも入る前に大阪のDJイベントにチャーベさんが出演していて。そこに、私がお客さんとして見に行ったのが最初の出会いなのかな。その後、共通の知り合いを介して何度かお話することがあって」

チャーベ「そうそう、ちょくちょくイベントでも会う機会があったから『BiSに入ったんだね』とかって話しましたね（笑）。BILLIE IDLEのライブも、新宿LOFTで見たことあるんですよ。ただ、プー・ルイさんが加入される前だったので……」

プー・ルイ「私は今日がはじめましてですね（笑）」

チャーベ「ですね（笑）」

ーー今回のツーマンライブが新宿LOFT20周年記念ライブということで、それぞれ新宿LOFTに対するルーツや思い入れを聞かせてください。

チャーベ「僕、上京して初めて行ったライブハウスが移転前の新宿LOFTだったんですよ。そこで、ニューロティカを見て」

ウイカ「オオー！　ニューロティカ！」

チャーベ「そして、僕が初めて新宿ロフトに出た時の対バンもニューロティカだったんです（笑）」

ウイカ「すごい……！　エモいっすね（笑）」

チャーベ「そうでしょ！？（笑）。だからか、新宿LOFTでライブする時はいつもキリッと気が引き締まるんですよ。それに、やっぱり新宿LOFTは僕にとって伝説的なライブハウスなので、ステージに出るたびに『こんなすごいところに自分がいていいのかな』って思います」

ウイカ「名だたるレジェンドがたくさん新宿LOFTを経ているので、私もBiSに入って新宿LOFTに出た時は、『ここまできたか』と感慨深いものがありました。ステージ側から見る光景は、写真で見たことある景色で（笑）。そんなステージに楽器も弾かない女の子が立てるなんて、懐の深い場所だなって思います」

LOFT系アイドルの出現！？

ーープー・ルイさんはいかがですか？

プー・ルイ「私はあんまり音楽が詳しくないので、新宿LOFTがすごい場所ということをあまり知らないのですが……、近くにタピオカ屋さんがいっぱいあって、いいですよね（笑）」

ウイカ、チャーベ「あははは」

プー・ルイ「リハーサルの空き時間はいつもタピオカ屋さんにダッシュしてます（笑）」

ウイカ「流行りのお店とかホストクラブ、キャバクラの電光掲示板がキラキラギラギラしているのに、新宿LOFTの前だけ革ジャンの人たちがたむろしてて（笑）。新宿LOFTは、なにか渦巻いている場所ですよね」

チャーベ「そうだね（笑）。新宿LOFTって昔から変わらない一面もあるし、一方でアイドルのライブがあったりして。時代とともに自然と変化していく感じがいいなって思うんです」

ウイカ「LOFTさんが主催する『新宿系ガールズミーティング』というイベントにBILLIE IDLEもよく出させていただくのですが、なんとなく“LOFT系アイドル”というジャンルがあるように感じるんですよ」

プー・ルイ「アキバ系アイドルみたいな？」

ウイカ「そうそう。LOFT系アイドルのライブは、照明が暗くて顔が見えにくかったりするんですけど、お客さんも別に顔なんて見てなくて、音楽を楽しんでいる感じがある（笑）。なので、LOFTさんに呼んでいただけるということは、音楽面でも評価していただけているのかなって気がします」

プー・ルイ「対バンするアイドルも一筋縄ではない面白いグループが多い気がするな」

ウイカ「新宿LOFTでは、共演者の方々のライブをモニターや袖じゃなくて、フロアに出て見たくなるんですよね」

チャーベ「アイドルって見方がわかるとさらに面白くなるよね。アイドルについて詳しいわけではないんだけど、僕も対バンするアイドルのライブをフロアから見るようにしてたら、なんとなく楽しみ方がわかってきて。自然に見られるようになりました」

意外な共通点

ーーLEARNERSは40年代から70年代のオールディーズ、BILLIE IDLEは80'sをテーマにしているからか、どこか共通する部分があるように感じます。

チャーベ「実は、今回のツーマンが決まる前から、ファンの方に『BILLIE IDLEとやらないんですか？』って言われることがあって。僕としては、ぜひやりたいけどどうすればできるんだろうって考えてたら、今回LOFTさんからツーマンのお声がかかって。あぁ、LOFT企画なら実現できるなって思ったんですよ（笑）」

プー・ルイ「BILLIE IDLEとLEARNERSの共演が決まった時、Twitterでファンの方がかなり喜んでくださっていたみたいで」

チャーベ「楽しみにしてくれているお客さんが多いみたいだね。BILLIE IDLEとLEARNERSが決まってからというもの、いろんなライブハウスでお客さんからBILLIE IDLEのCDをいただくんですよ（笑）。なので、LEARNERSのメンバーはみんなBILLIE IDLEのCD持ってるんです（笑）」

プー・ルイ「よくできたファンだ（笑）」

ーーあらためてCDでBILLIE IDLE を聞いてどんな印象を抱きましたか？

チャーベ「まず、歌詞をメンバーが書いているんだってことに驚きました。歌詞を書くっていいじゃない？　曲に愛が生まれるからさ」

ウイカ「そうですね。歌わされてるって感じじゃなく、作品を作っているという意識が持てるようになりますね」

チャーベ「音にしても、曲の随所に音楽のネタが詰まっていて。NIGOさんと僕が同世代だからか、BILLIE IDLEの音楽を聴いてるとニヤッとさせられるんです。『あれ、このイントロなんの曲だっけ？』って、気づいたら自分のなかでイントロクイズみたいなことをしてたり（笑）」

ウイカ「よくNIGOさんから元ネタになった音楽の話を聞いて、振り付けに活かしたりもしてるんです。時代を遡って曲の大元のイメージを探ると面白いんですよね」

チャーベ「あと、BILLIE IDLEの音源をリリース順に聞いていくと、新しくなるにつれて、音が変わっていってるのがわかって。最初はそれこそ80`s感が強くあるんだけど、最近の曲はアコギが前に出てたりして、変化している。その変化の感じがLEARNERSと似てるなって思うんです。じわじわと変化していくっていうか。それに、LEARNERSとBILLIE IDLEって活動を始めたのが、ほぼ同時期なんだよね」

ウイカ「え、同期なんですか!?」

ーー　一同笑い

チャーベ「同期、同期（笑）。もともと、LEARNERSを結成した当初は80年代の音楽をテーマにしようとしてたから、僕たちの初期のコンセプトを邦楽版でやっているのがBILLIE IDLEなのだと思います（笑）」

LOFT企画だからこそ実現したツーマンライブ

ーーその2組のツーマンというのは、なかなか面白い企画ですよね。

チャーベ「『ついに来たか』って感じですよね（笑）」

ウイカ「うちのモモセモモというメンバーが日本人離れのスタイルで、歌も上手いので、いつか紗羅マリーさんと共演してほしいなと思っていたんです。なので、私個人としても、とてもメモリアルな日になると思います（笑）」

チャーベ「お客さんがどんな風に受け取ってくれるのかも楽しみだなぁ」

ウイカ「もしかしたらLEARNERSの曲でMIXを打つ人もいるかもしれませんよ（笑）」

チャーベ「え、それいいなあ。むしろ、それにあわせて曲を作っておこうかなっていま思った（笑）」

プー・ルイ「声をかければ絶対やってくれますよ（笑）『俺のチャーベー』って言ってくれるはず（笑）」

チャーベ「今回のツーマンが僕たちにとっても、お客さんにとってもいい出会いになるといいよね」

ウイカ「たしかにそうですね。BILLIE IDLEのお客さんは、音楽通が多いし、年齢層も幅広いので、LEARNERSのことがきっと好きになるんじゃないかな」

チャーベ「LEARNERS好きの人もBILLIE IDLEを楽しんでもらえると嬉しいです」

プー・ルイ「BILLIE IDLE のステージの時は、MIXとかコールに驚かせちゃうかもしれませんが、LEARNERSファンの方も構えずに音楽を楽しんでください。あと、タピオカ屋さんがいっぱいあるので、ぜひタピオカを飲んでから来てほしいです（笑）」

《公演概要》

SHINJUKU LOFT KABUKI-CHO 20TH ANNIVERSARY
『ええじゃないか歌舞伎町』
2019年6月12日（水）
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV￥3000 / DOOR￥3500(DRINK代別￥600)

出演：
LEARNERS
BILLIE IDLE(R)

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《プロフィール》

LEARNERS

日本のロックンロール・バンド。モデル／歌手の紗羅マリー（vo）と松田“CHABE”岳二（g,vo）によるユニットから発展して結成。現在は松田“CHABE”岳二（Gt,Vo）、紗羅マリー（Vo）、堀口チエ（Gt）、古川太一（Dr）、浜田将充（Ba）の5人で活動。2015年4月のレコード・ストア・デイに発表した7インチ「RHODE ISLAND IS FAMOUS FOR YOU feat EDDI READER」は完売、同年11月には「TEENAGE KICKS」「恋はヒートウェーブ」と7インチを2タイトル同時リリースして話題を呼ぶ。2015年12月にアルバム『LEARNERS』を発表。2016年には初の全国ツアーを開催。2017年に2作目『More Learners』をリリースし、精力的なライブ活動を展開する。

BILLIE IDLE(R)

ファーストサマーウイカ、ヒラノノゾミ、モモセモモ、アキラ、プー・ルイの 5 人からなるガールズユニット。NIGO(R)とWACK代表の渡辺淳之介の共同プロデュースにより「ネオ 80's」をテーマにしたサウンドとビジュアルイメージで、2105年4月に1stアルバム「IDLE GOSSIP」で CD デビュー。2018年2月にNIGOと渡辺の共同プロデュース最後となるシングル「P.S.R.I.P.」をリリース。このシングルのリリースツアーのファイナルとなる5月の東京・UNIT 公演で元 BiSのプー・ルイの電撃加入を発表。6月に東京・マイナビBLITZ赤坂で新体制お披露目ライブ「WELCOME TO BILLIE IDLE」を行った。7月に NIGO 単独プロデュースの新体制第1弾となるアルバム「BILLIed IDLE 2.0」をリリース。11月7日にプー・ルイ加入後初の新録アルバム「NOT IDOL」をリリース。また、2019年5月22日にはニューシングル「僕らまだちっぽけな頃の話」をリリースし、7月28日の東京・マイナビBLITZ赤坂を皮切りに全国15カ所を回るワンマンツアーを実施する。