【インタビュー】w-inds.

2023/8/15(火)

w-inds.

25周年に向けチャレンジモードのw-inds.が、いままでで一番踊る夏ツアー開催

橘慶太「いまはこの先の25周年を見据えてチャレンジをするw-inds.でいたいなというのがあるので、今回の夏ツアーはその切り替わりの一発目。winds.の新たな変化のタイミングを見ていただけたら嬉しいなと思いますね」

結成から20年を迎えた2020年に橘慶太と千葉涼平の2人体制となったw-inds.。

千葉涼平「それまでは慶太君がメインで歌っていたんですけど、時を超え、いまは自分がメインパートを歌わせてもらったりしています。なので、以前よりも踊らなくていい部分が増えましたね」

慶太「僕は逆。歌のパートを涼平君に渡した分、そこの振りを覚え直すというのをやっています」

このようにして、お互いの役割分担を変えるという思いもよらなかった自由な発想で、自らに果敢に挑みw-inds.を“ダンスボーカルユニット”として見事蘇らせていった2人。2人になって以降、その自由な発想や挑戦はどんどん加速。新体制になって以降初のオリジナルアルバム『20XX“We are”』は橘慶太全曲プロデュースで制作。現在はBE:FIRSTの「Smile Again」制作参加などで音楽家としてもますます注目が高まる橘だが、w-inds.の最新作『Beyond』は、そんな橘プロデュース楽曲に加えて、歴代のw-inds.の作品を彩ってきたおなじみの作家陣たちと再びタッグを組むという、これまた想像の上を行くような挑戦によって制作。

慶太「時空を超えたような作品なのですが。今年w-inds.はデビュー22周年ということで、デビュー作を作っていただいた葉山拓亮さん、w-inds.にダンスミュージックの力を与えてくれた今井了介さん、w-inds.の中期を支えてくれた松本良喜さんなど、昔から僕らと関わりのある方々に参加していただいて。22年間、w-inds.がやってきた幅広いサウンドを所々おさえて、いまの楽曲としてこの1枚にまとめられたんじゃないかなと思っています

涼平「歴代のw-inds.の楽曲を支えて下さった先生方とこうしてまたご一緒できたのは、慶太君がw-inds.の楽曲を作ってくれるようになって、それがいまのw-inds.の軸になっているからこそ。だから、歴代の作家さんの曲を歌っても昔のw-inds.に戻る感じではなく、それを新しいチャレンジとして楽しめるんです」

そうして、この『Beyond』を掲げて行う今年のw-inds.の夏ツアーは、久々に生バンドは入れず、彼らと4人のダンサーのみでライブに挑む。

慶太「アルバムの曲は全曲披露しようと思います。いままでで一番踊りますよね?」

涼平「何曲かすでに手をつけているんですけど、これを続けて踊ったらマジでヤバいですね」

慶太「キャリアを重ねるとともにダンスが緩やかになるんじゃなくて、逆にアグレッシブに攻めようと。そうしたらみんなに喜んでもらえるんじゃないかなと考えて、今回はパフォーマンスに全振りします!いまは2人がメインボーカルというスタンスなので大人数のグループとはパフォーマンスの構成が違うんですよ」

涼平「全体のフォーメーションを使っての構成が増えたので、そこは、見ているとずっと目が離せなくなるぐらい楽しいと思います」

25周年を見据え、唯一無二のダンスボーカルユニットとしてさらなる高みを目指し、ストイックに挑戦を積み上げていく彼らをこのツアーで体感して欲しいと思う。

 

プロフィール

w-inds./ういんず

’00年結成のダンスボーカルユニット。今年3月に15枚目のアルバム『Beyond』をリリ-ス。

公演情報

w-inds. LIVE TOUR 2023 "Beyond"

  • 8/19(土)17:00 東京・J:COMホール八王子
  • 9/21(木)18:30 東京・NHKホール

インタビュー・文/東條祥恵
構成/月刊ローチケ編集部 8月15日号より転載

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