【インタビュー】TK from 凛として時雨

2024/2/15(木)

TK from 凛として時雨

ソロとして初めて行く場所で
新たな出会いがあったら嬉しい

TK from 凛として時雨が「NHK『みんなのうた』12‒1月」に新曲「クジャクジャノマアムアイア」を提供し、配信シングルとして発表した。TKと「みんなのうた」というのは意外な組み合わせのようにも思うが、本人は「僕的にはぴったりだった」と語る。

「(「みんなのうた」の楽曲を担当することになって)とても嬉しかったです。と言うといつも通りですが、『やっと気づいてくれたか!』と思いました(笑)。ダークなアニメを担当することが多いですが、それはあくまで自分が過去にやってきた作品たちが作り上げたイメージでもあって、決してその中にしか自分の音楽が鳴らせないわけではないと思っています。『自分の作品のレンジを広げたい』と思っているわけでもなく、無限の可能性があるとどこかで思っていますから、僕的には『みんなのうた』はぴったりだったんです(笑)。昔からJ-POPが好きでしたし、その中で音楽に触れてきました。新たな挑戦であり原点という感じもして、とても楽しみでした」

「クジャクジャノマアムアイア」というインパクトのあるタイトルは、「アイアムあまのじゃく」を逆から読んだもの。曲中では少年少女合唱団による〈サカサマ サカサマ〉〈マッサカサマ マッサカサマ〉という合唱をフィーチャーし、言葉遊びもたくさん盛り込みながら、母と子のあまのじゃくな関係性が描かれている。

「もともと歌いやすい言葉にしようと思ってたのですが、『~しやすさ』を考えていくことが果たして僕へのオーダーの解答で良いのかと迷った結果、なんだか分からないけど『耳に残るもの』を意識しました。作品の言葉にはそれぞれテーマがありますが、子どもにとっての言葉は意味よりも飛び込んでくる音としての意味合いが強いと思ったので、語感をとにかく大事にしました。あとは絶対に子どもたちの合唱を入れたいなと思っていたので、合唱団を紹介していただき、リモートでレコーディングをしました。できるだけ飛び出してくる感じがほしかったので、小さな子どもに『サカサマ/マッサカサマ』と、あのテンポで歌ってもらうのはなかなかハードルが高かったのですが、この企画でしかできない音像になりました」

映像は繊細かつ緻密なアニメーションで様々なアーティストのMVを手掛ける稲葉秀樹が担当。エキセントリックでありながらも可愛らしい楽曲の世界観を見事に表現してみせた。

「子どもに好かれるかは別として、とにかくエキセントリックなものにしたかったのと、事前に僕が『この言葉にはこういう意図があります』というのを箇条書きにして渡したんです。普段はそんなことはしないのですが、今回は映像を見たときに答え合わせができるようなものにもしたかったので。最初ラフの映像が来た段階で、稲葉さんに僕の映像を頼んでくれたNHKの方のセンスに脱帽でした(笑)。稲葉さんも時雨を聴いてくださっていて、『みんなのうた』と僕の境界線を本当に上手く縫い合わせつつ壊してくれたように思います。可愛くて、クセになる、素晴らしい映像でした」

4月からは久々の全国ツアー「TK from 凛として時雨 2024 TOUR」の開催が決定。4月21日の仙台を皮切りに、6月7日の東京まで、全国9会場を回るツアーだ。

「みんなに『サカサマ/マッサカサマ』って歌ってほしいです(笑)。ソロとしては初めて行く場所もあるので、新たな出会いがあったら嬉しいです」

プロフィール

TK from 凛として時雨/てぃーけーふろむりんとしてしぐれ

スリーピースバンド凛として時雨のフロントマンでVo&GtのTKによるソロプロジェクト。

公演情報

TK from 凛として時雨 2024 TOUR

  • 4/21(日)18:00 宮城・仙台Rensa
  • 4/27(土)18:00 福岡DRUM LOGOS
  • 5/11(土)18:00 広島クラブクアトロ
  • 5/12(日)18:00 香川・高松MONSTER
  • 5/18(土)18:00 愛知・ダイアモンドホール
  • 5/19(日)18:00 石川・金沢EIGHT HALL
  • 5/26(日)18:00 大阪・なんばHatch
  • 5/31(金)19:00 北海道・PENNY LANE24
  • 6/7(金)19:00 TOKYO DOME CITY HALL

インタビュー・文/金子厚武
構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載

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