【インタビュー】ザ・おめでたズ

2025/8/15(金)

売切れ続出の「10th Anniversary Tour “拾ツアー ～東阪富編～”」渋谷WWW Xで追加公演が決定！

『盆と正月をいっしょに連れてくる』をコンセプトに掲げ、ポップでカラフルなサウンド、軽快な掛け合いによるラップ、明るく前向きなリリックを武器に、独自の路線を突き進む5MC1DJのラップグループ、ザ・おめでたズ。今回はシタバに話を伺った。

個性が音楽シーンの中で着実に注目を集めている彼らだが、ユニークなグループ名は、「大学時代、軽音部の友達の誕生日をお祝いするために結成したので、名前もそのまんま（誕生日が）おめでたズ……みたいな(笑)。そして、リーダーのヒヒが「今度の誕生日はラップでお祝いしよう！」と言い出して、それでラップグループになっていったんですよね」

特定の友達の誕生日ソングだけではなく、『誕生日の人とお祝いする人』をテーマにした「ハッピーバースデイEP」も制作。また、『山の日』をテーマにした「ヤッホー！」をYouTubeで発表し、『（基本的には）祝日や記念日を歌い、365日を勝手に祝う』というコンセプトに変化した。中でも『幽霊の日』をテーマにした「三途のリバーサイド」は、Spotifyの「バイラルトップ50（日本）」にて1位を獲得し、6人への注目をより高めていった。

10年間の活動の中で4枚のアルバム、数多くのミュージックビデオをリリースしてきたザ・おめでたズ。今年4月には、ラップデュオとしてchelmicoを客演に迎え、『四つ葉の日（4月28日）』を祝う「Lucky 4 You feat. chelmico」をリリース。

「僕らもchelmicoも、ハッピーでピースフルみたいなイメージがあるので、この2組が生むハッピーなムードをみなさんにお裾分けするような曲が作りたいなと。実際、会った瞬間にすごく波長が合って、“コレは曲を作るしかないな！”という謎の使命感すら生まれて(笑)。聴いてるだけで楽しくなるのに、なぜか少し目頭が熱くなる感覚もある不思議な魅力をもった「Lucky 4 You feat. chelmico」は、chelmicoのお2人とだから作れたんだと思います」

結成10周年を迎えた今年は、『日比谷音楽祭2025』への抜擢や『OCEAN PEOPLES’25』などのフェスへの参加など、その魅力をより多くのリスナーにアプローチしている。

「僕らの音楽、ライブは“楽しい”ということが第一。なにより僕らがめちゃくちゃ楽しんでるんで、釣られて笑ってくれたらうれしいですね。ライブでは振り付けがあるんですが、僕ら自身があんまり踊れないので、振付の難易度が低く(笑)。初見のお客さんも一緒になって踊れるところもポイントです」

活動10周年を記念したツアー「10th Anniversary Tour “拾ツアー ～東阪富編～”」は全公演完売。セットリストやコンセプトも会場ごとに変えるこだわりぶりだった。

「10年前の結成当初に出演していた富山県高岡市のライブハウスに、全国からファンが集まってくれたのは、本当に感慨深かったですね」

そして、その追加公演が11月8日に渋谷WWW Xで開催される。

「WWW Xは目標としていた場所なので、そこでワンマンライブが出来ることがすごくうれしい。僕らの結成記念日であり、11年目が始まる日なので、ツアーとはまた違った姿を見せられたらなと色々とアイディアを練っています。まだ僕らの曲を聴いたことがない方、いつも応援してくれている皆さん…。すべての人の日々を、ザ・おめでたズは勝手にお祝いしております！曲を聴いてもらえたらうれしいし、ライブに来てもらえたら最高。難しかったら、とにかくハッピーでいてください！幸多かれ!!」