【インタビュー】高橋優

2025/7/15(火)

狂い咲く花の如く共に秋田県立体育館で美しく狂い咲きましょう

7月21日にメジャーデビュー15周年イヤーに突入する高橋優。アニバーサリーイヤーの第1弾として、高橋優の原点である弾き語りでのスペシャルライブが故郷・秋田県で開催される。ライブのタイトルは『高橋優 15th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE IN AKITA「～弾き語り続ける人間展2025～」』。15周年を迎え、さらに充実した活動を行っている高橋に“ライブ”に向き合う姿勢と9月のイベントについて語ってもらった。

2025年1月に9枚目のオリジナルアルバム『HAPPY』をリリース。2月から6月にかけて本作を引っ提げた全国ツアー『ARE YOU HAPPY?』を開催しましたが、手ごたえはどうでしたか？

「毎公演が手応えの塊です！」

ライブで歌うことで、アルバム『HAPPY』の捉え方が変わった部分、また“ライブで化けた”と思う楽曲があれば教えてください。

「『WINDING MIND』は、来ていただいた方ならご存知かとは思いますが、ライブでかなり化けたと思います。フィジカル的に」

そして9月には『高橋優 15th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE IN AKITA「～弾き語り続ける人間展2025～」』が開催されます。まず、「弾き語り続ける人間展」というタイトルにした理由、経緯を教えてください。

「深海に住む生き物展とか、毒を持った生き物展とか、“へーこんな生き物もいるんだー”と皆さん驚かれたり感心されたり色々ある中で、人知れず15年間ただ弾き語り続けた人間をご覧に入れましょう、という気持ちです」

高橋優さんにとって“弾き語り”はまさに原点。今現在、この表現方法についてどう思っていますか？

「人間の三大欲求に迫り来る、第四位くらいの欲求です」

いまやライフワークとなっている『秋田 CARAVAN MUSIC FES』もそうですが、秋田での活動をとても大切にされています。改めて、秋田への思いを教えてください。

「逆に、今これをお読みのあなたにとっての故郷ってどんな存在ですか？極端に憎たらしいとか極端に愛してるとか、そういうのでもないなら、きっと似ている気がするんです。どんな場所（人）であれ自分を育んでくれた存在です。その存在に、何かお礼がしたい。その存在を自分なりに大切にしたい。そんな気持ちです」

今年は高橋さんにとって、デビュー15周年のアニバーサリーイヤー。この15年のなかで時代、社会も大きく変わりましたが、高橋さん自身のソングライティングにどんな影響がありましたか？

「15年間、ぼくなりにこの世の中を見つめてきたつもりです。曲を書くうえでも、生きるうえでも。社会の動きと共に自分のクリエイティブがあるように思うので、影響はなにかしら受け続けているのだと思います」

「～弾き語り続ける人間展2025～」は、どんなライブにしたいと思っていますか？

「応援してくださる皆さんと15年間を祝える時間にしたいです。そして、振り返るニュアンスばかりではなく、ここからまた一緒に前へ踏み出せるような音楽をお届け出来ればと考えています」

ライブを楽しみにしている方に、ひと言おねがいします！

「遠慮がちな人の方が日常生活では個人的には好みではありますが、ライブ会場ではぶち上がってる人が誰より美しく見えます。狂い咲く花の如く。共に秋田県立体育館で美しく狂い咲きましょう」