【インタビュー】シクラメン
蒲田発応援ソング…笑って泣ける夏がそこに
ベースをJ-POPとしながら枠にとらわれぬサウンドと、笑って泣ける振り幅の広いリリックで聴く者のハートへ明快に呼びかけるシクラメンの音楽。MCのDEppaと肉だんごの兄弟、その幼馴染である桃紅茶は大田区蒲田で生まれ育ち、この街特有の情熱的な文化をバックボーンとしてきた。
だから、DEppaが作った歌詞を見ただけで話をせずともメンバーは情景が浮かんできて、ライブにおける一体感を生み出す上で強みになっている。それを電球による洗練されたサウンドに乗せることで、オーディエンスも共有できる。
肉だんご 蒲田で生まれて音楽を始めるまで、誰かがいることで自分らが成り立っていた。だから、何を意識することなく自然と人を応援できたと思うんです。ライブでファンの方が泣いてくれたというところからシクラメンの形ができてきたので、自然と応援歌になっていきました。
常に感謝の気持ちを忘れることなく応援ソングを歌うことで勇気や力を与えてきた彼らは今、10年目にして疾走感に溢れている。そんな中で夏のツアーに臨む。
DEppa 夏のメインテーマは感動。楽しさと儚さですよね。積乱雲を見ただけで泣けちゃうってあるじゃないですか。この夏があったから幸せだったって言ってもらえるライブにしたいです。
電球 汗かいてナンボというか、春や冬も汗はかくけどその質が違うので。ノドに関しては3人ほどのアクションはないですけど(トラック担当)、後ろで動いてフルパワーでいきます。
桃紅茶 夏は自分たちのポテンシャルも上がる。ストレス発散にもなるので来てほしい。シクラメンの夏のライブは本当にお祭り騒ぎです。
昨夏は33ヵ所をまわって自分たちで車を運転し、東京-九州を一週間に2往復したことも。そうした日常を共にして生まれるノリはステージにも反映され、オーディエンスへと伝わる。
DEppa お客さんの1/3ぐらいが泣いている時がある。そういうのを見ちゃうと、この人たちを支えたいと思いますよね。
音楽ならではの楽しさとともに、笑って泣ける夏を味わいたければシクラメンと会いにいけばいい。
プロフィール
シクラメン
'08年に東京都大田区蒲田で結成。DEppa、肉だんご、桃紅茶、電球の3MC+1トラックメイカーのポップグループ
公演情報
シクラツアー2018夏 スペシャルトレジャー ~迷わず進め!進めばわかるさ!~
7/14(土)17:00 渋谷duo MUSIC EXCHANGE
7/21(土)17:00 静岡SOUND SHOWER ark
7/28(土)16:00 高松MONSTER
8/4(土)17:00 郡山HIP SHOT JAPAN
8/5(日)16:00 仙台Rensa
8/11(土・祝)17:00 水戸LIGHTHOUSE
8/12(日)17:00 HEAVEN’S ROCK Utsunomiya
8/18(土)16:00 福岡DRUM Be-1
8/19(日)16:00 鹿児島SR HALL
8/25(土)16:00 札幌KRAPS HALL
8/26(日)17:00 横浜F.A.D
9/1(土)16:00 広島Cave-Be
9/2(日)16:00 岡山IMAGE
9/8(土)17:00 名古屋ダイアモンドホール
9/9(日)17:00 大阪umeda TRAD
インタビュー・文/鈴木健.txt
構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載