【インタビュー】LONGMAN（SANUKI ROCK COLOSSEUM 2025）

2025/2/15(土)

地下広場の無料ライブに登場決定「伝説を地下で作りたいです！」

『SANUKI ROCK COLOSSEUM』は、2010年から四星球が発起人となり、FM香川と四国のコンサートプロモーターのDUKEが主催するサーキットイベント。香川県高松市の常磐町商店街を中心として、通称｢ことでん｣こと高松琴平電気鉄道の瓦町駅周辺でおこなわれている。会場は約200m範囲内のライブハウス6店舗であり、約10分で全体的に移動できる距離である。

愛媛発のバンドであるLONGMANの3人に四国で開催される『SANUKI ROCK COLOSSEUM』への思いを聞いた。

HIRAI「学生の時は遊びに行ったことがなくて、2015年に初めて出た時も朝の出番だから人がいないと思ったら凄い人が多くて。こんなイベントが四国にあるのが衝撃でした。当時、僕らはチケットを20枚売れる権利があって、予約してくれたお客さんに当日チケットを手渡していましたね。四国のバンドマンの最初の目標であり登竜門です」

HORIKAWA「僕らの名前も知らないと思ったら、みんなダイブやモッシュで盛り上がっていて、四国のバンドを応援しようという情熱を感じました。『チケット売ってます！』という段ボールを持って、リストバンド交換場所に立ってましたね」

SAWA「初出場が初サーキットイベントでしたが、無料で観られる地下広場という公共の場でライブをやっていいんやと、“香川凄い楽しい！”と思いました。物販も商店街の中に机を並べて、各バンドが売っていたりして本当に衝撃でした」

HORIKAWA「商店街を巻き込んでいるから、全国のサーキットイベントで一番お客さんと交流が多い。むちゃくちゃバンドマンと逢えますからね」

HIRAI「四星球に一番逢えるイベント(笑)」

SAWA「四星球はライブハウスにもいる(笑)」

出演者ラインナップもSANUKI独自だという。

HIRAI「知名度がない四国バンドから知名度がある大きなバンドまでいる幅広いラインナップで、ライブハウスがたくさんある高松ならでは」

SAWA「商店街のお店もめっちゃ協力してくれて、SANUKIとのコラボメニューも作ってくれるし、地域に愛される音楽イベントですよね」

HORIKAWA「コラボメニューも出すだけじゃなくて、僕らが試食するところも商店街内特設ステージで観てもらいますからね(笑)。ライブ以外にトークコーナーがあるのもSANUKIならでは」

出演者にお弁当の替わりとして商店街で使えるクーポン券が渡されるのも、やはり特殊である。

HIRAI「食事用にクーポン券を渡されたら、楽屋にこもらずにバンドマンは出歩きますからね」

HORIKAWA「商店街で出歩いたらSNSでつぶやくしね。僕もクーポン券を持って練り歩きます！」

SAWA「私も毎回おうどん食べに行きますね！」

2015年から毎年出場するLONGMANだが、今年は出発点である地下広場での無料ライブが6年ぶりに復活する。3人の想い入れも特に強い。

HIRAI「無料なのでいろいろな人が来ますし、チケットを買った人たちと混じり合って、熱量が高いんですよ。音もライブハウスじゃないから、良い意味で乱暴な音になって、唯一無二感がありますね。メインステージと言っても過言ではないです」

HORIKAWA「お祭り騒ぎにもなるし、伝説が必ず毎年あって、無限のパワーがあるステージですね」

SAWA「毎年、何かしらが絶対に起きるしね！」

ここでDUKE担当から、まさかの提案が…。

担当「今年、地下出演にする？伝説を作る?!」

HIRAI「ここで決まる?!めっちゃおもろいやん！熱い！伝説を地下で作りたいです！」

HORIKAWA「これがSANUKI！爪痕を残すぞ！」

SAWA「こうやって物語が始まるんですね！」

HIRAI「10年前とは違う景色を魅せるぞ！」

誌面連動Q&A

• Q.
  手土産を選ぶポイントは？

A.
HORIKAWA　僕はドラマーなので肉体的に疲れることが多いので、肉体回復系のものですね。たとえば湿布とか疲労回復に特化したものを選びがちです。

HIRAI　他の人は持ってこないであろう、ちょっと便利なものを選びます。先日、(松山のライブハウス)サロンキティの周年に手土産を持っていったんですけど、代表の伊賀(千晃)さんが60歳を超えているので養命酒を持っていきました(笑)。その人に嬉しいものって考えると、バンドマンには湿布が多いですね。

SAWA　入浴剤と「休足時間」。「休足時間」がBiSHに渡したときはすごく喜んでくれました。

HORIKAWA　僕らは食べものよりはそういうものが多いと思います。