【インタビュー】緑黄色社会

 

緑黄色社会

初のフルアルバムを引っさげてのワンマンツアー

 

力強さと透明感を兼ね備えた歌声や複雑に絡み合いつつもポップに昇華したアンサンブルで、ブレイク間近との呼び声も高い、通称リョクシャカこと緑黄色社会。昨年、2枚のミニアルバムを発表し、気運を高めた彼らが1stフルアルバム『緑黄色社会』を完成させた。進化し続けるバンドを堪能できる内容だ。

長屋晴子 通して聴いたときに、いろんな曲があったという捉え方はして欲しかったんです。だから、既存曲から選ぶときも、ひとつの作品としての流れやまとまりを考えました。新しいことをしながら、聴きやすい作品になったと感じてます。

小林壱誓 レコーディングしたけど、カラーが違うと感じ、収録しなかった新曲もあったんです。とはいえ、フルアルバムだからと気を張っていつもと違うことをしようとは思わなくて。まずは、今までやってきたことを集約したいなと。

peppe それでいて、未来というか、次へつなげていく意志を入れられたらと考えました。

しなやかに歌い上げる長屋のボーカルにまず惹きつけられるが、巧みなサウンドアプローチも大きな魅力。それぞれのパートにおいても、複雑な色味が味わえるのだ。

穴見真吾 いい意味で、それぞれが目立ちたいし、凄く欲張りなバンドなんですよね(笑)。それをいいバランスで詰め込めました。

新作において、まず入り口になるのは「大人ごっこ」だろう。歌が際立ったポップソングでありながら、浮遊感のあるアレンジが印象的だ。

長屋 どんどん印象深い曲になっていくだろうなと感じてます。素直にパーソナルな言葉を歌えるようになってきた部分が出てるし、最近のリョクシャカにピッタリな曲だと。アレンジもチャレンジできました。

リリースツアーは、ワンマンとして全6ヶ所で予定されている。

穴見 僕らは曲のバリエーションが多いので、ワンマンだと作り込むこともできるし、観て欲しい姿をそのまま出せる喜びがあります。

長屋 ツアーのタイトルが『リョクシャ化計画』というぐらいなんで、みんなを巻き込んで、すべてを染めてやりたいなと思ってます。さらけ出したライブにしたいですね。

 

プロフィール

リョクオウショクシャカイ

'12年に活動開始。長屋晴子(Vo./G.)、小林壱誓(G./Cho.)、穴見真吾(Ba. /Cho.)、peppe(Key./Cho.)の同級生3人と幼馴染で組まれた4人組ロックバンド。

 

公演情報

 

緑黄色社会ライブツアー“リョクシャ化計画2018”

 

4月27日(金)19:00 福岡DRUM SON

4月30日(月・休)18:00 名古屋クラブクアトロ

5月3日(木・祝)18:00 大阪・梅田クラブクアトロ

5月5日(土・祝)18:00 仙台LIVE HOUSE enn 3rd

5月6日(日)18:00 東京・渋谷クラブクアトロ

5月12日(土)18:00 札幌COLONY

 

 

インタビュー・文/ヤコウリュウジ

構成/月刊ローチケ編集部 3月15日号より転載