【インタビュー】Reol

 

Reol

ライブ自体の内容が内緒ということですね

 

華麗かつ独創的なスタイルでファンを魅了するシンガーソングライター、Reol。昨年はリリースにツアーとエネルギッシュな活動を展開してきたが、今年に入ってもそのペースが落ちることはなく、3月には新作『文明EP』を発表した。

「作品が世に出たり、ライブで良い反応があると、もっと良いモノが作れるぞという気になるんです。たぶん、負けん気が強いんですよね(笑)」

元号をまたぐこと、中国でスマホを失くした経験によって気付かされた観点といった自身の興味を総括した文明という言葉をタイトルにし、4曲を通じて、彼女ならではの視点で繁栄と退廃が描かれた意欲的な内容だ。

「交響曲を作ってるような感覚があって。全部を聴かないと起承転結がわからないようにしたかったんです」

サウンドも趣向が凝らされており、特にリード曲「ウテナ」のラップはパッと聴いただけでも耳に残るはずだ。

「ミュージカルで流れていたラテン音楽の発音が面白いなと思ったことがキッカケでしたね。編曲を担当したGigaと観に行ったんですけど、すぐに『あの巻き舌を入れたい』と話しました」

そんな彼女が『文明ココロミー』と題したライブを開催するが、気になるのはシークレットと銘打たれているところ。

「お客さんは(昨年おこなったツアーの)MADE IN FACTIONを想定してくるでしょうけど、編成やセットリストもそうだし、ライブ自体の内容が内緒ということですね」

通常のライブでは視覚的な要素も満載で強烈な世界観を提示するが、今回はまた違ったアプローチだという。

「編成やセットリストもガラッと変えてやろうかなと。昨年は名刺作りの1年でしたから、今年は自分の創作意欲、興味や関心だけで作ってもいいんじゃないかなという感覚があるんですよ」

とはいえ、コアな部分だけを見せつけて、観客を置き去りにするようなことをしないのが実に彼女らしい。

「ベースには、エンターテインメントでなければならない、という仁義みたいなモノがあって(笑)。ただ、求めた演目や曲じゃなくても、凄いことをされるとそれだけで満足するじゃないですか。そういうライブをやっていきたいんですよね」

 

プロフィール

レヲル

'93年11月9日生まれ。シンガーソングライター。自身のアーティスト活動全般をセルフプロデュースするマルチクリエイター。

 

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公演情報

 

Reol Secret Live 2019 文明ココロミー

 

7/13(土)17:00 東京・渋谷ストリームホール

7/14(日)17:00 大阪・梅田Banana Hall

7/19(金)17:00 名古屋 E.L.L. ※追加公演

 

 

インタビュー・文/ヤコウリュウジ

構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載

 

 

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