【インタビュー】ЯeaL
変化の時期を迎えたЯeaLの全国ツアーが決定!
今年2月にニューシングル「強がりLOSER」を発表し、3月にワンマンライブ、7月に2マンツアーを開催。Ryoko(Vo./Gt.)の急性虫垂炎による休養を乗り越え、順調な活動を続けているЯeaL。9月25日(水)にリリースされる配信シングル「Unchain My Heart」は、“自分らしさ”という鎖を解き、もっと自由に進んでいこうという意思を込めたロックチューンだ。
Ryoko 私のなかで“ЯeaLはこういうバンド”と決めつけていた部分があったんですよね。でも、4月に一ヶ月間休養したときに、“ЯeaLらしさ”に捉われていたかもしれないなと思い始めて。『Unchain My Heart』の制作で、(歌詞プロデュースを担当した)SPYAIRのMOMIKENさんに言ってもらった“バンドのイメージを決めつけているのは、Ryokoちゃん自身じゃない?”という言葉もすごく突き刺さりました。自分が決めた“自分らしさ”を解き放って、自由になろうという決意の表れですね、この曲は。
いつの間にか決めてしまっていた“らしさ”という枠から飛び出し、もっと自由に自分たちの音楽を表現したい。新たなモードに突入したことで、メンバー同士の絆もさらに強くなったようだ。
Ryoko 私は作詞・作曲を全部やっているし、バンドの活動のこともひとりで決めることが多かったんですけど、メンバーがいるからバンドをやれているし、2人のおかげで自由にやれているんだなということに改めて気づいて。私が暴走してたら、必ずメンバーが止めてくれるんですよ(笑)
Fumiha Ryokoは姿が見えなくなるまで突っ走ることがあるので(笑)。そういうときは“大丈夫?”ってストップをかけます。
Aika ライブのセットリストを決めるときも、こちらの意見を聞いてくれるようになって。今は3人で納得いくまで話し合うようになりました。
また、サウンド面でも大きく変化。これまでの楽曲は多彩なギターフレーズを取り入れたアレンジが多かったが、「Unchain My Heart」では、よりシンプルなロックサウンドを志向しているという。
Ryoko メロディにあえて余白を残したり、ギターのフレーズもできるだけ抜くようにして。もちろんこれまでの楽曲も好きなんですけど、“バンドっぽくない”と言われることもあったし、今回はシンプルな王道ロックにしたかったんです。『Unchain My Heart』をЯeaLの新しいスタンダードにしていきたいですね。
9月28日(土)からの全9公演の全国ツアー『ЯeaL ワンマンツアー2019 -Unchain My Heart Tour-』。ЯeaL史上最大規模となる今回のツアーで3人は、精神面、音楽面の変化を含めた最新のモードをダイレクトに見せつけてくれるはずだ。
Ryoko 7月の2マン・ツアーから、ライブの構成がかなり変わったんです。MCを少なくして、楽曲をしっかり届けること、楽曲本来の力を最大限に引き出すことを意識しはじめて。演奏の良さだけではなくて、そのときの自分たちを表現できたかどうかが基準になっているし、私たちの生の感情が見えないと、お客さんにも響かないと思うんですよね。9月からのツアーは、ライブごとにセットリストを変えてもいいだろうし、毎回、100%の表現をしたいと思っています。バンドが変わろうとしている時期のツアーなので、ぜひ目撃してほしいですね。何でもできるような気がしてるんですよ、ホントに。
Fumiha 何でもできるかどうかはわからないけど(笑)、これだけの本数を回るのは初めてだし、純粋に楽しみですね。
Aika ツアー中にも成長できる気がしていて。ぜひ会場で見てほしいです!
プロフィール
リアル
Ryoko(Vo./Gt.)、Fumiha(Ba./Cho.)、Aika(Dr./Cho.)の大阪発・3人組ガールズバンド。
公演情報
ЯeaL ワンマンツアー 2019-Unchain My Heart Tour-
9/28(土)18:00 京都・GROWLY
9/29(日)18:00 兵庫・神戸VARIT.
10/11(金)19:00 福岡・INSA
10/12(土)18:00 広島・BACK BEAT
10/20(日)18:00 千葉・柏DOMe
11/1(金)19:00 神奈川・川崎セルビアンナイト
11/3(日・祝)18:00 大阪・アメリカ村DROP
11/4(月・休)18:00 愛知・アポロベイス
11/24(日)19:00 東京・下北沢SHELTER
インタビュー・文/森朋之
構成/月刊ローチケ編集部 9月15日号より転載