【インタビュー】Litty(POP YOURS 2026)
2026/2/15(日)

『POP YOURS』初出演の新鋭ラッパー・Littyが語る孤独と躍進の軌跡
今年で開催5年目を数える国内最大級のヒップホップ・フェス『POP YOURS』。2026年は開催日をこれまでの2日から3日へと拡大し、さらにパワーアップしての開催となる。LANA、千葉雄喜、KEIJUら人気アーティストらがヘッドライナーとして名を連ねるほか、ISSUGIやANARCHYといった先輩格のMCら、さらにはJellyyabashi、lilbesh ramkoといったフレッシュな面々も参加。ラインナップにはこれまで以上に幅広いアーティストらの名前が並び、現在の日本のヒップホップシーンを多角的に捉える現在進行形フェスとして、さらなる成長を遂げる。今回、『POP YOURS』に初めて参加する新鋭フィメールラッパー、Littyに話を聞いた。
東京に生まれアメリカの大学への留学経験もあるLittyは、一度就職するものの音楽への情熱を断ち切れず、退職してラッパーになることを決意する。
「もともと、ずっとラップが好きで、“毎日ラップがないと生きていけない”みたいな感覚だったんです。でも、自分が(曲を)作る側になる、という思考は全然なくて。アメリカ留学中の最後のテスト期間の時に、勉強に疲れてYouTubeを見てたら、たまたまフリービートが出てきたんですよね。それがきっかけで、自分で機材の使い方など調べながら曲を作るようになったんです」
大きな転機となったのは、プロデューサーでもあるLion Meloとの出会い。
「『実はラップをやりたいんだけど、できるわけないと思ってて』と話しながらデモを聴かせたら『めちゃくちゃ良くない?』と言ってくれて。『本当に人生変えてあげるよ』と言ってくれた」と振り返る。そうして出来た初めての楽曲「No Tears」では、具体的かつプライベートな描写も交えながら、自身の辛かった経験を吐露する。涙が止まらない通勤電車や不誠実な恋人――彼女がラップする嘘のない等身大のリリックは、文字通りリスナーたちの共感を呼んでいく。
2024年秋に初めて公開したMV「Pull Up」はヴァイラル・ヒットとなり、この1年で人気は急上昇。忙しさが倍増するとともに、SNSではネガティブなコメントも散見されるようになる。
「悪口を書く人がどうしても目立ってしまうじゃないですか。自分はこんなに好きなものに魂を込めてリリースしているのに、ありもしないことを言われて、悪い方向に気持ちが引っ張られていく。私の地元は港区の白金で、とくに一緒に(ヒップホップへ)進んでいく仲間もいないし、孤独な戦いでした。でも、嫌なコメントを見たせいで音楽を作るのをやめてしまったら、この職業は向いてないなと思って。自分に負けたくないから、なるべくそうしたコメントは見ないことにしています。それに、ヘイターの声もファンと表裏一体かもしれないと思うようになったんです」
「この1年は吹雪の中を頑張って前に進んでいるという感じだった」とも語るLittyは、まさに孤軍奮闘しながら芽を出したラッパーだった。
昨年末は実力派ラッパーのC.O.S.A.をゲストに招いた「BOUNCE(feat.C.O.S.A.)」を発表し、話題を呼んだ。疾走感あふれるパーティーチューンに仕上がっており、LittyをバックアップするC.O.S.A.の姿も頼もしい。
「ビートもリリックも、かっこよく仕上げたかったんです。この曲の中で、C.O.S.A.さんは私のキャリアについて背中を押してくださるようなことをラップしてくれていて、期待を感じましたし、本当に頑張ろうという気持ちになれた。自分にとってなくてはならない転換期となった曲です」
最新曲の「Stack」は、よりエモーショナルなLittyワールドを聴かせる一曲に。
「失敗と成功をスタックして積み上げていけば、こんな夢のような状況が待っているよ、ということをテーマにした曲。一見、かわいい恋愛ソングにも聴こえるんですけど、例えば“実は好きあなたのtouch”というフレーズは、ヘイターに向けて歌っている歌詞でもある。自分の思いを伝えられたかなと思うし、いい作品になったと思います」
キャリアに大きな影響を与えた2025年を経て、2026年はさらに具体的にラッパーとしての夢を馳せる。
「アルバムを出す予定です。それに全国ツアーもやりたいし、ワンマン・ライブもやりたい。自分の音楽を、解像度が高い状態で届けたいって思っているんです」
幼い頃からマイケル・ジャクソンに心酔し「THIS IS IT」を繰り返し観たというLittyにとって、『POP YOURS』は初めての大舞台でもある。
「マネージャーに『出演が決まったよ』と言われて、その場でキャーって叫んで抱きついちゃいました」とラインナップに選出された喜びを振り返りながら、ステージへの期待についてこう答えてくれた。
「背伸びしすぎず、でも、クラブと同じようなステージじゃなくて、みんなが“お?”と思うような面白い仕掛けがあるステージになると思います」
「今の自分の課題は、ライブをもっと楽しむこと」とも教えてくれたLittyだが、『POP YOURS』のステージに向けては彼女ならではの責任感も滲ませる。
「批判を受けることがあっても、こうやって自分が大好きなことへ踏み出したってことに本当に意味があるなと思っているんです。一回ステージの上でカマしてしまえば、きっとみんなも分かってくれると思うし、もしかしたらラッパーになりたいという子がもっと増えるかもしれない。新しいものを受け入れて日本のシーンが進化していく、という期待も込めて自分を選んでもらったのかなと思っています」
誌面連動Q&A
- Q.
手土産を選ぶポイントは?
A.
「相手の気持ちになって考えて「これはいらないな」みたいなものは絶対に買わないようにしています。何を渡したらいいかわからない人には万人受けするものを選びます。海外では抹茶パウダーがウケます。あとは爪切りも喜ばれます」
プロフィール
Litty/りってぃー
'24年より本格的にキャリアをスタート。デビューシングル「Pull Up」は、公開から6カ月でMV再生回数200万回を突破。国内外のヒップホップシーンに強い印象を残し続けている。
公演情報
POP YOURS 2026
インタビュー・文/渡辺志保
構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載
プレゼントキャンペーン
??プレゼントキャンペーン??
— ローチケ ライブ (LIVE) (@l_tike_live) February 12, 2026
POP YOURS 2026(@POP_YOURS)
出演の#Litty(@littychandayo) チェキを
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???応募方法
①@l_tike_liveをフォロー
②この投稿をリポスト
締切:2/28(土)まで
月刊ローチケ2/15号に???
インタビュー掲載予定??
???チケット情報はこちら… pic.twitter.com/mf7cZRNpXH