【インタビュー】PENGUIN RESEARCH
決闘のファイナルは初のアリーナクラスワンマン
クリエーターの堀江晶太(Ba)を中心に超絶テクを詰め込んだ歌と演奏力で、数々のテレビアニメのテーマ曲を歌い続けて、今やロックシーンを驚かせる存在となり、その注目度の高さでこれまでワンマンライブ全公演ソールドアウトを続けているPENGUIN RESEARCH。2019年、彼らはここからさらなる頂を目指す決闘へと挑んでいく。
ここまで絶好調に見えたペンギンだが、実は昨年大きな危機感に襲われていたのだと生田鷹司(Vo)が明かす。
「このままだと現状止まり、上にはいけねぇなというのをバンドとして感じて。みんなで話していくうちに、今までだと曲を作ってる堀江晶太が引っ張ってたけど、ここからさらに上のステージにいくにはボーカルの僕がもっと成長して、前で引っ張っていくようにならなきゃいけないってところにいきついたんです」
そうして、彼らは総合格闘技のようにバンドサウンドが熱量120%で炸裂する新しいペンギンサウンドの中、これまでクリーンで少年らしさ溢れるイメージが強かった生田の歌を男らしくワイルドでロックな方向にシフトして、新しい生田鷹司像を全面に打ち出した新曲「決闘」(TVアニメ「ゾイドワイルド」OPテーマ曲)を5月22日(水)にリリース。
「今どきこれやる?というドコドコのツインバスの中にラップを入れたり、テンポを落としてみたり。曲としては山があって谷があって起承転結がすごく激しい曲で。喉の歪ませ方、クールに表現したラップパートなんかは新しい生田鷹司像が出せたと思います」
歌の中では、現状に甘えるなと自ら喝を入れながら己を叱咤激励していく歌詞が、生田が今置かれている状況と見事にオーバーラップ。
「ここよりも僕らはもっと上にいきたいし。やるからにはここでは終わりたくない。改めてそういう覚悟や、気持ちを引き締められる楽曲になりました」
そうして5月からは新しいペンギン像をお披露目するツアーも開幕。生田が「スタジアムロックのようなどっしり構えたライブをしたい」と語るファイナルでは、最終決戦として初のアリーナクラスのワンマンに挑む。
「俺らこれがダメだったら死んじゃうから、しのごの言わずにツアーに来い!!」
プロフィール
ペンギンリサーチ
生田鷹司(Vo)、堀江晶太(Ba/Composer)、神田ジョン(Gt)、新保恵大(Dr)、柴﨑洋輔(Key)からなる5人組ロックバンド。
公演情報
Penguin Go a Road 2019
5/3(金・祝)17:00 千葉・柏PALOOZA
5/25(土)17:00 HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-3
5/26(日)17:00 群馬・高崎club FLEEZ
6/1(土)17:00 福岡BEAT STATION
6/2(日)17:00 大阪・なんばHatch
6/21(金)19:00 仙台Darwin
6/23(日)17:00 札幌KRAPS HALL
6/30(日)17:00 名古屋ボトムライン
8/10(土)17:30 横浜文化体育館
インタビュー・文/東條祥恵
構成/月刊ローチケ編集部 3月15日号より転載