【インタビュー】niina
2026/6/15(月)

“ここからやっと始まるな”という
ワクワクした気持ちが強い
あくまで日常を歌い、そこにある喜びや寂しさ、見過ごしがちな感情へフォーカスする福岡発のロックバンドniinaが新作EP「OURS」にてメジャーデビューを果たした。もともと、以前やっていたニイナというバンド名を慶汰1人で背負ってシンガーソングライターとして活動していたところから、正式メンバーとしてオリーブ阿部、林元気、椎林巧磨を迎えて今年3月にバンド編成へ移行。名前もニイナからniinaとなってすぐのタイミングであり、大きな節目を迎えたと言える。今回は慶汰と林元気に今後の活動やツアーへの意気込みを聞いた。
慶汰「“ここからやっと始まるな”というワクワクした気持ちが強いですね」
林「最初は実感がなかったのですが、責任感も芽生え、ここから始まることが楽しみです」
この4人が揃っての月日はそれほど経っていないものの、「自分の中ではこのメンバーならやれるみたいな自信があって」と慶汰が、「以前からずっと一緒にやっていたんじゃないか、と思うぐらい」と林が語るほど、良い関係性もすぐに構築。第一歩となった「OURS」も「当たり前が、思い出になる前に」をテーマに掲げる彼らだからこその出来栄えだ。
林「名刺代わりになる存在だと思いますし、キャッチーな曲からしっかりしたバラードまであって、あらためて強いバンドだなと思いました」
慶汰「壮大なアレンジを施した曲もあるのですが、半径1メートルぐらいにある幸せや後悔を詰め込むことができたかな、と。また、今までは恋愛しか歌ってこなかったんですけど、『人生ビート』や『STORY』みたいな曲を作れたことも大きいと思ってますね」
新生活で思い病んだときに背中を押してくれる応援歌「人生ビート」、君となら進んで行けると歌う「STORY」は大海原へ乗り出すバンドの姿とも重なるところがある。
慶汰「作っているときはあんまり考えてなかったのですが、だんだんフィットして重なっていって、自分たちを支える曲になっている感覚はありますね」
もちろん、ラブソングの名手としての力も発揮しており、冒頭を飾るポップチューン「アイラブ」は恋に落ちた喜びのみならず、実っていない切なさの描写も秀逸だ。
慶汰「バイトの帰り道、学校へ向かう電車とか、そういうところで聴いてもらえる音楽にしたくてサウンドはキャッチーにしつつ、ちょっと寂しさを感じる部分も入れていますね」
6月から7月にかけてはリリースツアーも決定。バンドのお披露目となったワンマンを経て、目覚ましい進化を遂げることだろう。
慶汰「一番万全な状態で迎えなきゃいけないプレッシャーは感じてたりもするんですけど、シンプルにメンバーと車で長距離移動するのも楽しみだったりして。バンドマンらしいところをずっと感じたかったですから」
林「気の合う4人ですけど、初めてのツアーなので“ここでより一層強くなれるんじゃないか”という気持ちがあって。そういったことへの期待でドキドキしていますね」
わざわざ時間とお金を使ってライブへ足を運んでくれることの尊さを理解しているからこそ、その場でしっかり想いを伝えたいという決意も口にしてくれた。
慶汰「自分自身もそうですが、孤独を感じたり、“自分のことを好きな人なんて周りにはいないんじゃないか”と思うこともあるじゃないですか。でも“周りを見渡してみたら自分を大事に思ってくれる人、大事にしたいと思う人は絶対にいるんだよ”というところをもっともっとライブで伝えていきたいと思っています」
プロフィール
niina/にいな
福岡県発4ピースロックバンド。メンバーは慶汰(Vo/Gt)、オリーブ阿部(Gt)、林元気(Ba)、椎林巧磨(Dr)。
公演情報
niina Major Debut EP Release Tour "OURS"
- 6/26(金) 19:00 大阪・Live House Pangea
- 6/28(日) 18:30 東京・下北沢 近道
- 7/3(金) 19:00 福岡・INSA
インタビュー・文/ヤコウリュウジ
構成/月刊ローチケ編集部 6月15日号より転載
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