【インタビュー】NEMOPHILA
2021/11/15(月)
地獄のゆるふわガールズバンドが
初の有観客ワンマンライブを開催
ハードロックやメタルコアを軸とするスキルフルな楽曲で国内外から高い注目を集めるNEMOPHILA。バンドのYouTubeチャンネル登録者数は10万人を超え、今年6月にイギリスでリリースされた作品はUKのiTunesメタルチャートで4位を記録、無料配信ライブをおこなえば公開期間中の総視聴者数が8万人を超え、猛烈な快進撃を続けている。活動スタートからの約2年。その歩みをmayu(Vo)とSAKI(Gt)はこう振り返る。
mayu「率直にすごく充実した2年だったと思います。昨年はコロナ禍でいろいろな活動の制限がありつつも、シングルを3枚出し、配信ライブも何度かやらせてもらえたので、バンドとしては確実に進化したんじゃないかな」
SAKI「音は地獄のように激しく、でも詞ではすごくポジティブなことを描くっていうのが、この2年で見つけたNEMOPHILAらしさのような気がしていて。自分たちが表現すべきことがどんどん明確になっていった2年でしたね」
この10月、11月には新曲「REVIVE」と「HYPNOSIS」を連続配信リリース。MVも大きな話題を集めている。そして、12月15日には、ここまでの活動の集大成とも言える初のフルアルバム『REVIVE』がリリースされることとなった。そこにはバンドのポテンシャルをあらためて強く感じさせる、バラエティに富んだ全11曲が収録されている。
mayu「それぞれ違ったルーツを持つ各メンバーのエッセンスが随所に込められているので、本当にいろいろな世界観を持った曲が揃ったなって自分たちでも思いました(笑)。ジャンル的にも幅広い内容にはなりましたけど、でもどれもが総じて〝これがNEMOPHILAです!〟と言える音になっています。自信作であることはもう間違いないですね!」
SAKI「今回、マスタリングをスウェーデンのイェンス・ボグレンさんにやってもらったのが私たちとしての強いこだわりでもあって。結成当初から世界を視野に入れた活動をしているので、日本人の感性を大事にしながらも、しっかりと海外の人たちの感覚にも寄せた音に仕上げられたのはバンドとして大きな経験になりましたね」
そんなアルバムを引っ提げ、来年1月9日には東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でのワンマンライブが決定した。ドラムのむらたたむが産休を取っていたこともあり、メンバー5人揃っての有観客ワンマンはキャリア初。伝説の一夜となることは確実だ。
SAKI「全員揃っての初ワンマンがいきなりこの規模ですからね。正直ドキドキです(笑)。でも、このライブを終えた後、自分たちがどうなっていたいのかをちゃんと見据えながら、それを目標として強い気持ちを持って臨むつもりです」
mayu「ライブのことを想像すると、緊張と楽しみな気持ちが自分の中で戦っている感じですけど(笑)、大きな会場で、その場にしかない特別感を味わってもらえるように、本気ではちゃめちゃなライブをしたいですね。〝やったるぜ!〟という気持ちで臨みます」
着実にステップアップを遂げるNEMOPHILA。そのブレイクは目の前まで迫っている。
mayu「いろんなことがまだまだ待ち構えているので、2022年は激熱になると思います。まずは、その幕開けとなるLINE CUBE SHIBUYAのライブに期待してください!」
プロフィール
ネモフィラ
“音は地獄のように激しく、その他はゆるふわ”を標榜する地獄のゆるふわガールズバンド。メンバーはmayu(Vo.)、SAKI(Gt.)、葉月(Gt.)、ハラグチサン(Ba.)、むらたたむ(Dr.)の5人。
公演情報
NEMOPHILA『REVIVE ~It’s sooooo nice to finally meet you!!!!!~』
'22/1/9(日) 18:00 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)SOLD OUT
★配信チケット 11/15(月)12:00~発売決定!!
インタビュー・文/もりひでゆき
構成/月刊ローチケ編集部 11月15日号より転載