【インタビュー】ネクライトーキー
これまでの集大成とこれからを詰め込んだ、初の野音公演!
そのフック満載なメロディーにゲームや小説といったカルチャーからもインスパイアされた世界観で大注目を集めるネクライトーキー。今年1月にはメジャーデビューアルバム『ZOO!!』を発表し、パンパンに膨れ上がったCLUB CITTA'川崎からツアーをスタートさせたものの、新型コロナウイルスの感染拡大防止の為、その後の日程は中止となってしまった。だが、そんな中でも徐々に気持ちを上げていったという。
中村郁香 自粛期間になって、最初は気持ちも沈んでたんですけど、朝日さんから新曲のデモを聴かせてもらったことがモチベーションを上げるキッカケになりました。
カズマ・タケイ もともと、朝日が大枠のデモを作るっていうスタイルだったから、以前からの流れで少しずつ前へは進めたかなと。
藤田 アレンジとかでも、今までやったことがないものをたくさん盛り込んでいってますね。
朝日 (新型コロナウイルスの影響が)あってもなくても曲自体は作ってたとは思うんですけど、音楽に対して考えごとをする時間はいっぱいありましたからね。
そして、さらに前へと踏み出すべく、9月に大阪と東京にて、『ゴーゴートーキーズ! 2020 野外音楽堂編』を開催することを発表。やはり、彼らにとってライブという場は特別な意味がある。
藤田 曲をライブ用にリアレンジしたりするし、ライブをすることによってまた変わっていくことも多いんです。ネクライトーキーにとって必要不可欠なものですね。
もっさ せっかく作った曲たちが披露される場がないのはめちゃくちゃ寂しくて。ライブができないと、もちろん聴いてはもらえているんでしょうけど、ホントにちゃんと届いてるのか心配になったりもするんです。
本公演のコンセプトは、これまでの集大成とこれから。リリースツアーで鍛え上げられた成果とその先の姿を見せるつもりだったという軸はブレずに臨む。
藤田 このライブに関しては以前から考えてた通り、新しい曲もやりたいですし、集大成を見せる場かなと。中止になってしまった『ZOO!!』のツアーに関してはいつかリベンジするので。
タケイ 今までのものに新曲をプラスして、っていう。その気持ちは変わってないですね。
朝日 新しい曲たちがめっちゃいいんですよ。それも響けばなと思ってます。
7月に配信ライブはおこなったが、ファンと対面してのライブは約7ヶ月ぶりとなる。
もっさ 意外とお客さんと会える場って少ないんやなとも気づいたし。久しぶりに皆さんの前でライブができると思うと、泣くぐらい感動しそうです。ライブができてるっていう普通だったことに感謝もしたいです。
藤田 今から想像するだけで泣きそうになりますね。全然(ライブが)できなくて『私ってバンドやってたっけ?』と思うぐらい引きこもってたし、感極まりそうです。
中村 テンションが上がりすぎて、何か粗相をしそうで怖いです(笑)。だから、ネジが緩みすぎないようにと考えてますね。
朝日 今後の状況次第ですけど、お客さんが盛り上がろうとしても制限される可能性があるじゃないですか。だから、勢いだけじゃなく、いい演奏にいい曲だったなと思ってもらえるようにやれてる自分を想像してますね。
プロフィール
ネクライトーキー
2017年結成、2019年に現体制となった5人組バンド。今年1月29日にメジャーデビューアルバム「ZOO!!」をソニーミュージックより発売。
公演情報
ゴーゴートーキーズ!2020 野外音楽堂編
9/12(土)17:00 大阪城音楽堂
9/27(日)17:00 東京・日比谷野外音楽堂
※公演が中止・延期になる可能性がございますので詳細は各公演の公式HPをご確認ください。
インタビュー・文/ヤコウリュウジ
Photo/Kana Tarumi
構成/月刊ローチケ編集部 8月15日号より転載