【インタビュー】Mr.ふぉるて

2022/2/15(火)

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ツアーでは「ふぉるてやべえ」って感じさせたい

答えのない世の中で生きる焦燥や不安、希望といった様々な感情を歌う平均年齢21歳のロックバンド、Mr.ふぉるて。若い世代を中心に人気を集める彼らが、昨年12月15日にメジャーデビューを果たした。デビュー曲「エンジェルラダー」は、これまでのギターロックなバンドのイメージを一新し、90年代UKロックとエレクトロなエッセンスを反映させた新機軸となるナンバーだ。

阿坂亮平「『エンジェルラダー』は僕らにとって挑戦的な曲ですね。挑戦する人に『何でもできるぞ』って言ってあげるような応援歌で。僕らが先陣を切っていままでの殻を破ることで、よりこの曲の説得力が増すのかなと思ってます」

福岡樹「新しいふぉるてを見せていけるような曲になったなと思いました」

さらに年明け1月に「オーバー・テイク・ミー」、2月に「嬉し涙よ雨になれ」と、立て続けに配信で新曲をリリースしてきた。

稲生司「『オーバー・テイク・ミー』は、コロナ禍に変わり映えしない日々が続くなかで、少しでも昨日より良くしようって考えてたときに書いたんです。アウトロで〝昨日の自分を追い越せよ〟っていう歌詞を何回も繰り返してるんですけど、そこがいちばん伝えたいところですね」

亮平「この曲は樹くんのベースが軸になって、UKっぽさを出せたかなと思います」

一方、「嬉し涙よ雨になれ」では、壮大なバンドアンサンブルにチャレンジしている。

亮平「『嬉し涙よ雨になれ』はストリングスのアレンジに自信があります。はのんちゃんのリヴァーブを効かせたドラムも聴きどころで、リズムというより、感情を表現するように叩いてくれたんです」

吉河はのん「いつもみたいにリズムのドラムじゃないぶん、溜めを自分なりに出すのが大変でしたけど、新しいことをやれて楽しかったです」

自分の「嬉し涙」が、めぐりめぐって悲しみの淵にいる誰かのもとに降り注いだら、というロマンチックな司の歌詞はメンバーも太鼓判を押す。

亮平「この歌詞を初めて聞いたとき、(司は)天才じゃんって思ったよね(笑)」

はのん「いままでとは違う方向から、聴く人を励ますような曲になってると思います」

そんな先行配信の3曲を収録するMr.ふぉるてのメジャー1stアルバム『Love This Moment』が3月2日にリリースされる。

はのん「曲の幅広さがすごいですね」

「応援歌もあるし、切ない曲もあるので、自分の聴きたい気分に合わせて聴いてほしいです」

「タイトルの『Love This Moment』は、いまこの瞬間を愛してっていう意味なんです。たとえば、恋をしてるときって、曖昧な時間が楽しかったり、ハッキリしない感情がある気がするんです。もやもやしてるけど、なんか好きだなみたいな。そういう曲たちが集まったアルバムかなと思います」

アルバムを引っ提げた全国ツアーは、バンド史上最多の9ヵ所をまわる予定だ。

亮平「北海道とか静岡、神戸は本当に久しぶりに行くので。いまのふぉるてはこうですっていうのを、全国の人たちに届けていきたいです」

「千葉LOOKから始まるツアーに憧れてたんですよ。成功するっていうジンクスもあるので。全公演、後悔のないライブにして、ふぉるてやべえっていう感じにさせたいですね(笑)」

 

プロフィール

ミスター フォルテ

’17年結成の4ピースロックバンド。メンバーは稲生司(Vo・Gt )、阿坂亮平(Gt )、福岡樹(Ba)、吉河はのん(Dr )。

公演情報

「Love This Moment」
~不器用な心のままでいいやツアー~

  • 3/20(日) 17:00 千葉LOOK
  • 3/25(金) 18:30 静岡・Live House浜松 窓枠
  • 4/1(金) 18:30 兵庫・Music Zoo 太陽と虎
  • 4/3(日) 17:00 福岡・The Voodoo Lounge
  • 4/8(金) 18:30 北海道・Sound lab mole
  • 4/22(金) 18:30 東京・LIQUIDROOM
  • 4/24(日) 17:00 神奈川・F.A.D YOKOHAMA
  • 4/29(金・祝) 17:30 大阪・BIGCAT
  • 5/15(日) 17:00 愛知・Electric Lady Land

インタビュー・文/秦理絵
Photo/岡田晃奈
構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載

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