【インタビュー】milet

2020/07/15(水)

milet

1stフルアルバムを携え全国ツアーを開催！

昨年3月に「inside you EP」でデビューした女性シンガーソングライター、milet。ドラマのオープニング曲に抜擢された表題曲は、星野源や米津玄師らも受賞した「東京ドラマアウォード2019」主題歌賞に輝いた。

少しハスキーで重厚さも感じられる歌声が耳に残る。日本語と英語の境界線を飛び越えたハイブリッドな歌詞や、洋楽的要素を取り入れた洗練されたサウンドが一体となった楽曲は、美しくとても新鮮だ。蔦谷好位置をはじめプロも高く評価するmiletが、1stアルバム『eyes』を完成させた。

「アルバムには、恋愛や冒険、ときには少しホラーのような要素を含む全18曲が収録されています。どんな視点からも私の音楽を楽しんでいただけると思い、『eyes』と名付けました。また、デビューしてから初ライブやフェスなど、いつでも私のことを温かく見守ってくださるファンの皆さんの視線に支えられたので、その感謝の気持ちも込めました。作品を通して聴くとストーリーの起伏が激しく、いろんな景色の見える、まるで濃密なロードムービーのような作品になったと思います」

アルバムのラストを飾る「The Love We've Made」で、「inside you」を手がけたONE OK ROCKのToruと再びコラボが実現。

「デビュー曲の制作をしていたとき、Toruさんのお友達にお子さんが産まれたという嬉しいニュースが舞い込んできて。『せっかくだからお祝いの曲を贈りませんか』と提案したら、Toruさんはギターでアルペジオを弾き出しました。今まであまり聴いたことのない、温かくて柔らかいギターの音色で、Toruさんの気持ちが伝わってきました。その音色に大きな愛を感じながら、親と子、パートナー同士、形のないものなど、全てを包み込んでくれるような…、愛は普遍的で美しいものだというポジティブなメッセージを込められる歌詞を書いていきました」

また、MAN WITH A MISSIONのKamikaze Boyとのコラボ曲「Grab the air」も収録。

「この曲は、BOOM BOOM SATELLITESの中野雅之さんもアレンジ・エンジニアリングで参加してくださいました。こんなに良い曲を頂けるなんて、すごく嬉しかったです。憧れの方たちに囲まれてプレッシャーがとんでもなかったけど、夢のような現場でした。お二人から、譜割についても細かくアドバイスもしてもらい、助言通りにしたら、言葉の聴こえ方が一気に変わって感動しました」

奥深い音楽性やメディア露出の少なさなどから、どこかミステリアスな雰囲気が漂う。ゆえに躍動感あふれるライブへの注目度は非常に高く、昨夏の「SUMMER SONIC2019」は朝早い出演にもかかわらず約1万人が詰め掛けた。そんな今、音楽ファンが熱望するmiletのライブツアー『milet live tour 2020“eyes”』が決定した。

「楽しみすぎて早くもセットリストを考えていたら、周りから『せっかちすぎる』と笑われました（笑）。みなさんの優しさによって完成した作品なので、その感謝の想いを音楽でしっかりと伝えられたら。私はどんなに大人数のライブでも、一人ひとりに歌いかけ、1対1の繋がりを大切にして歌います。ツアーも、私の生の歌声を介して繋がりを感じていただけたら嬉しいです。アルバムを携えたツアーなので、楽曲を活かしたカラフルで、喜怒哀楽をすべて表現できるようなエモーショナルなライブにしたいですね。色とりどりの音楽を、耳で、目で、心で、浴びに来てください」