【インタビュー】luv

2025/2/15(土)

luv

新世代フューチャーソウルバンドluvが初の全国ツアーを開催!

ライブシーンに続々登場しているブラックミュージック影響下の新鋭たち。その中でも一際個性的な存在感を放っているのが、2003年生まれの5人で結成された新世代フューチャーソウルバンド、luvだ。フロントマンのHiynはソロアーティスト・ミヤケ武器としても活動し、WEST.や三宅健への楽曲提供でも話題を呼ぶ。ユルく身体を揺らしながら、したたかにグルーヴするluvというバンドのアイデンティティについて、彼はこう語った。

Hiyn「今回のアルバムでも伝えられているように、ポップス色の強い曲、クラシック・ソウルからの影響が濃い曲、ロックな曲など、バリエーションに富んだサウンドが強みだと思います。身近にある小さな幸せを汲み取っていくリリックや、気取らないけれどソウルフルなところが今のluvの良さですね」

2023年6月の結成から、なんと一年余りでメジャーデビュー。凄まじい勢いで支持を拡大させた2024年を振り返ってもらった。

Hiyn「『秒』すぎて何が起こったのかもわからないですが、とりあえずやれることはやった感が強い反面、もっとこだわりたかったことなどは、2025年に還元していきたいです」

Ofeen「一年前と現状が違いすぎて毎日が楽しい。ライブや楽曲制作での新たな発見、そしてメンバーの素が明らかになっていくのが楽しいです」

Rosa「こんな立場になるとは想像もしておらず、一ミュージシャンとしての自分に翻弄され続けた一年だった印象です。今年は腰を据えて、自信を持てるように精進したいです」

2月26日には待望の初ミニアルバム『Already』をリリース。台湾でSpotifyバイラルチャートTOP3にランクインしたメジャーデビュー曲「Fuwa Fuwa」や、銭湯が舞台のラブストーリーを描くダンサブルなリード曲「Send To You」を含む全8曲に、彼らの“今”を詰め込んだ。

Hiyn「luvの勝負感が伝わると思います。今までのリスナーを大切にしつつ、より広いところへ出たいという気持ちで作った曲も収録されています。現在のluvの集大成であり、小さな幸せを汲み取った作品です」

バンドの今後を占う作品の制作に、メンバーはどのような思いで取り組んだのだろうか。

Hiyn「これまでよりも日本語を大切にして歌いました。サウンドメイクに関しては曲ごとにかなり印象を変えているので、そこも面白いと思います」

Zum「ベース演奏では、DJやキーボードといった上モノとのバランスを取るために、引き算をイメージしています」

Sho「ドラムの音をどこまで曲に馴染ませられるか試行錯誤しました。演奏面でも自分の実力との戦いでしたね」

Ofeen「今作ではDJに加えてトークボックスとキーボードを演奏しました。アレンジに幅を持たせようと試みた実験的なアルバムになったかなと思います」

Rosa「一曲一曲の完成度とアルバム全体のクオリティという両面を往来し思案しながら、コンセプチュアルな作品を追求しました。演奏面でも、全体と部分の整合性を意識してレコーディングに臨みました」

そして、3月には同作を引っ提げた初の全国ツアー『Already Cruisin'』が幕を開ける。

Rosa「より多くの人にluvを見てもらう機会になるので、期待以上のパフォーマンスをお届けできるよう頑張ります」

Zum「いつも来てくれる方も初めての方も、全員が楽しんで帰ってもらえるライブにしたい」

Hiyn「新曲もドバっと下ろします」

プロフィール

luv/らゔ

'23年6月始動。メンバー全員が’03年生まれの新世代5人組フューチャーソウルバンド。メンバーはHiyn(Vo.&Gt.)、Ofeen(DJ.)、Rosa(Key.)、Zum(Ba.)、Sho(Dr.)。

公演情報

luv 1st Oneman Tour「Already Cruisin'」

  • 3/20(木・祝) 福岡・The Voodoo Lounge
  • 3/22(土) 愛知・新栄シャングリラ
  • 3/25(火) 北海道・SPiCE SAPPORO
  • 3/30(日) 大阪・Music Club JANUS
  • 4/6(日) 東京・WWW X

インタビュー・文/サイトウマサヒロ
構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載


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